警察官試験の難易度について教えてください。 ネット上の公務員試験の難易度ランキングとかを見ると、警察官の筆記試験は…

Question

警察官試験の難易度について教えてください。

ネット上の公務員試験の難易度ランキングとかを見ると、警察官の筆記試験は行政職に比べ難易度が低いと書かれていますが、実際のところはどうなんですか？

Answer 1

警察官試験の難易度についてお答えします。

受験されるのは質問者様ご本人でしょうか？

受験先の都道府県や学歴区分（大卒程度・高卒程度）によって違いはありますが、難易度について「試験問題の難易度」、「最終合格者数」、「採用の状況」に絞って、お答えさせてもらえればと思います。

・「試験問題の難易度」についてですが、高卒程度の出題内容に限定してみた場合、関東地方（警視庁を除く）の各県警の出題内容は共通となっており５０問１２０分の形式で行っています。

もちろん試験日も同一となります。

筆記試験が行政職と比べ易しめという点については国家公務員や県職と比べるとその傾向にありますが、詳細を分析するとstandard形式で40問120分を採用している群馬県内の市町村（前橋、高崎、渋川、他一部の市職員採用試験→logicalタイプを採用している市役所を除く）の問題に10問多く追加されているのが警察官採用試験の出題内容となっています。

従って、高卒の場合、市町村の試験日と同一になっており、難易度はstandard形式を採用している市町村と同等といえます。

但し、難易度の感じ方については個人差があるかと思います。過去問題集が市販されていますので実際に目を通してみると、出題内容の難易度について明確に判断できるかと思います。

・最終合格者数について、これも県警によって異なります。

全国的に見て１次試験で多めの合格者を出し最終的に面接で絞る方法をとる県警や１次試験から合格者を絞る県警もあります。

その年の採用予定数により、難易度は変わるのではないでしょうか。例えば首都圏に近いほど採用数は多いので倍率は低くなります。

しかし、一方で不合格になる人数（実数）が多いとも言えます。

群馬県の場合は３次試験まであり2次で集団面接、3次で個人面接、埼玉県警では2次で集団討論（昨年度はコロナの影響で中止）と個人面接と採用方法が異なります。

・難易度の感じ方については個々の差があると思います。

また、ネットの情報は主観的な表現が多く、発信源によってはあてにならない情報があるのも事実です。

警察官の採用試験は「就職試験」の意味合いを持つため、学力が高いだけでは警察官になれません。例え教養試験の成績が1位で通過しても最終的に不合格になる例はあります。

恐らくですが1次試験に対し多く合格者を出す県警が多いため、ネット上で「1次試験の難易度が低い」という話が出ているものと推測されます。

しかし、ある県警では採用予定人数よりも少ない数で採用する、この様な事例もありました。これは、警察官に向かないと思われる人の採用を避けた結果であると考えられます。

警察官採用試験は警察官として働くことが適しているかどうかを判断する試験ですので、先ずは受験される前に職制を理解することが重要と考えます。

まとまりのない長文となってしまい申し訳ございません。回答が的をえているかどうかわからないため、ご容赦頂ければ幸いです。