大東建託について質問です。 現在、大東建託に就職を考えている就活生です。ネットで調べたんですけど、なぜここまで評判が悪いのでしょうか？ また、住宅に関しても、勤務内容にしてもブラッ

大東で特に評判が悪いのは、一般的には恐らく営業職（建築営業）でしょう。 大東に限らず、同じような業態の、たとえば東建コーポレーションあたりでも似たようなものだと思いますが、これらの営業職は、いわゆる「昔ながらの、典型的体育会系営業職」なんですよ。 最近では、世の中の時代の流れもありますから、多少は昔よりマシになっているかも知れませんが、基本はノルマ最重視の徹底した実力主義です。 すなわち「数字が人格」の世界です。 数字（売上、契約）さえ挙がっていれば、誰にも文句は言われませんし、給料もガッツリ貰えます。確定申告が必要なレベルの年収のある社員も珍しくはありません。 一方で、数字の上がらない社員は、言葉が適切か否かはともかく、「虫けら以下」の扱いですよ。 無実績が数か月連続すると、ほぼ半強制的に退職に追い込まれたりします（今はどうか知りませんが）。 なので、支店長や課長から毎日怒鳴られつつ、連日残業に次ぐ残業、休日出勤も当たり前、の世界になるんです。 それをやらないと辞めさせられちゃうんですからね。イヤとか言ってられないんですよ。イヤならすぐに辞めて頂いて結構です、というだけの話です。 実際、土地活用なんて言っても、昔と違って土地を持っている対象顧客側も「土地活用」の実態（メリット、デメリット）を色んな事例や情報源から相当程度知っていますからね、簡単に契約なんて取れませんよ。 そこで契約を取ろうとしたら、最早「土地活用のメリットを伝える」なんていう正攻法だけではなく、営業マン個人の人柄でアピールするしかないんですよ。 顧客とトコトン仲良くなって、顧客に「コイツのためなら、契約してやってもいいか」と思わせるくらいにならないと、契約など挙がりません。今はそういう時代ですよ。 顧客にそこまで思わせるためには、（これはもちろん顧客によりますが）深夜早朝に関係なく、見込み顧客からの連絡・問い合わせに常に即応出来るようにしておかないと駄目ですし、仕事とは関係ない、顧客側の「完全にプライベートな要求」にも応じる必要がある場合もあるでしょう。見込み客に対して「何でも屋」、「御用聞き」になるくらいの覚悟が必要なんです。 その意味では極めて泥臭い仕事になります。 徹底した気遣い、配慮を尽くし、それを間断なく継続しなければなりません。時に無理難題を吹っかけられたりすることもあるでしょう。それに対しても、決してイヤな顔みせず、常に顧客を尊重して行動することが肝要です。 ということで、こういう高額な契約に関わる営業職は、とにかく神経をすり減らす仕事です。その上で、会社側からのノルマに対する強烈なプレッシャーがかかるわけです。精神力が相当強くないと、もしくは相当程度に強い目的意識を持った人でないと続かないものです。 都市伝説のような話でしょうが、大東のような会社は、借金を背負った人を好んで採用することもあったとか。 切羽詰まって、もうこれ以上逃げ道がない人の方が覚悟が定まっているから、本気度が違う・少々のことでへこたれたりせず、安易に退職されることもない、という理由からだそうです（この話が事実か否かは知りません）。 ここまで徹底した貪欲さのある人間の営業集団だからこそ、大手企業に上り詰めることが出来た、ということが出来るでしょう。 実際、頑張って実績さえ挙げれば、相当の高収入が得られるんですよ。その収入を本気で目指す人が大勢集まったから、今のような業容になれた。 高収入はラクして得られるものではないですからね。特に、高齢の中途採用者にとっては、こういう「ブラック」的なキツさを乗り越えるくらいの気概がなければ、「大企業の新卒採用からエリート街道を歩んできた終身雇用正社員」に、収入面で追いつくことは出来ません。 唯一、人生の一発逆転、収入面の挽回が果たせる環境、といったところでしょうか。 評判がいい、悪いではなく、こういう仕事内容でも頑張れる「本物の覚悟」が定まっているか否か、を重視してください。 中途半端な覚悟では、ヘタすれば精神を病んで退職、路頭に迷うようなことにもなりかねませんからね。 本気の覚悟さえあれば、まあ何とかなるでしょう。実際に、大東で大成功している社員もいるわけですから。 甘ったれた、表面的な軽い覚悟しかなければ、大東のような会社は止めておくべきです。