就職を真剣に考えている、現在高校３年の女子です。 特に生活態度が悪いというわけでもなく、これといって成績が 良いわけでもありません。 いわゆる、生徒会活動というものにもあまり携わっていません。

高校の進路指導（特に就職）を行っている者です。 一般常識に関しては、売られているものならまあ何でもいいと思います。むしろ使いやすさや見やすさを重視して選んでしまって構わないでしょう。入社試験で口の軽い担当者が「一昨日ツタヤで買った問題集を丸写しして出しました」なんて言っていたという報告を受けたことがあります。筆記をあまり重視していない会社では、そんなもんかも知れません。 筆記試験で気をつけるべきなのは、SPIや適性試験です。求人票に学科試験（一般常識）と書かれていても、出てくる問題がSPIソックリなんてことはよくあります。しかし、SPIの特に非言語分野（数学です）は、年齢算・仕事算・水槽算など、小中学校の算数・数学分野のうち、理解できなかった人が多そうな問題が集中的に出されます。見たことすらないだと、本番で出くわしてしまったときにかなり焦るだろうと思います。 ただ、筆記試験は究極的には「足切り」だと思います。会社で定めた基準点を上回った生徒を一次試験に合格させた後は、二次試験の面接で合否を決定という企業が多いと思います。基準点を上回れば、それ以上の得点についてはあまり合否に影響することはありません。そこで勝負というのはちょっと厳しいのではないかと思います。 面接に関しては、マンガですが「銀のアンカー」全４巻を読むと面白いでしょう。ネタは大学生の就職活動ですが、高校生も参考になる部分があると思います。ぎりぎりになってからではなく、今のうちに読んでおくことをお勧めします。 本校で就職試験受験者の面接スキルに点数をつけ、合否との相関を調査したところ、面接スキルがあるレベルを超えると合格率が７０％を超えるが、そこそこだと４０％程度で、あるレベルより下には合格者がいませんでした。履歴書も同様の結果を得ています。そして、これは３年間の評定平均値よりも合否との相関が明らかに高いと言う結果がでました。面接は大変に重視されています。 面接でアピールできるところが少ない人は数多いと思いますが、そういう人でも会社をがっちり調べ、受験する会社にとことん惚れ込み、自分がどんな風にがんばりたいのかしっかり考え、意欲満々になって入社試験を受けに行くことはできると思います。意外とそこでつけることができる差は大きいと思います。ぜひ、がんばってください。