はじめまして、現在中３です。 ４月から高校生になります。

こんばんは。長くなります。 回答に入る前に、「サポート校」のことと「資生堂のビューティースタッフ」について調べておりました。 まずビューティースタッフですが、資生堂に入社した後、特約の関係にある販売店へ日々出向いてその店のお得意様に自社商品についてのあれこれ、美容術全般についてのあれこれをアドバイス等していく仕事です。 前もって出向く店の日時を決めておき、店は店で、資生堂のスタッフさんがいついつお越しですので、ご関心がある方はその日時に当店へお越しください、とか宣伝しておくわけです。 百貨店の化粧品売り場の美容部員と違い、お試しメイクによる販売が主なのでなく、お客様が求める情報や質問に誠意で答え、その結果としてお勧めできそうな商品を的確に判断して勧めていく仕事です。そのため、日々がお得意販売店への出張になるのです。 そういうことですから当然に経験・知識が豊富でないと厳しく、学校を出てすぐの新人がやるというよりは、最低でも５年以上は美容部員や営業の仕事で施術や製品知識を完ぺきにしていかなくてはならないです。出向いて行く先の販売店主よりも商品に詳しいものとして。 さて次に統合失調症との関係ですが、現在資生堂では障害者を幅広く受け入れる体制を作ってはいるものの、ビューティースタッフに障害者を受け入れる枠は現時点ではないようです。理由として、 ＊販売店のお得意様相手という、経験重視の要素が強い ＊毎日が外出・出張仕事である など、精神面の障害の場合は上側、身体面の障害の場合は下側の理由が非常なハンデになってしまうと考えられるのです。 一方では、精神面に障害の疑いある人に共通することとして、実際に医者から障害の診断を受けたことに納得してしまうか、それとも受け入れがたい診断として拒むのか、その違いが大きいことが言えます。 医者の障害アリとの診断に納得してしまう場合、それ以降は「自分は精神面に障害があるのだから」と、自らに暗示をかけてでも障害の存在を増幅していくばかりとなって、その場合に出来る仕事は資生堂でさえもが範囲を限定しているように、就職活動は容易ではなくなってしまます。 むしろ、医者はそういう診断をしたかもしれないけれど、自分ではそういう診断は受け入れられない、精神面はいたって健常だという主張をしながら、実際にも健常者同然に社会生活を送っていく必要があります。 早い話、「気の持ちよう」というもので、その結果において仕事につまずくことが多ければ考え直すとしても、初めから精神面のハンデを考慮して採用してくださいということでも、資生堂の方では「採用する人には本気で期待するぶん、必要な配慮はするが特別扱いはしない」ことを明言しています。 http://group.shiseido.co.jp/recruit/syogai/approach/ しかも上記のサイトには、主に身体面にハンデを抱える人への配慮は体制ができていても、精神面の障害に対してはサポートの難しさを伴うためか、特に配慮することへの内容を載せてはいないです。つまり、身体障害者に対しては相応の仕事を用意はしているが、精神障害者の場合には実際に採用への枠があるのかどうかよく分からない、というのが私の見方です。 以上でお考えくださいますよう。 それと、もうひとつ。 資生堂のこれら新卒採用募集について、健常者に対しては「四大卒」「大学院卒」の学歴を要求しています。障害者枠で大学を出ていない人を採るとなれば、それは先に示した「特別扱い」になるのですから、一応は「短大卒」も認めるものの、その他はそれ以上の学歴（四大卒）を障害者採用にも要求しています。 ビューティースタッフは「高卒以上」にしていますが、先に書きましたように、経験と知識が不可欠です。 ですので高校を出る際の質問者さんは、資生堂に入るための就職活動に狙いを定めるよりも、もっと現実的な化粧品や薬品の販売を考えていくか、さもなくば短大をめざして受験勉強に励むかが現実の課題だと思います・・・