嘆く東芝従業員 1年で年収200万円減も…〈AERA〉 これって東芝の本社だけ？ グループ会社の社員は平気なの？

グループ全体でしょう普通に考えたら。 いままでは管理職以上が対象だった基本給のカットも、一般社員まで対象になる公算が強いです。 とはいえ実は基本給の数％カットくらい屁でもないんですよね。言っても「たかが年間20～30万」くらいですから。 ※それでも20万人近い頭数を考えると会社としての総額はすごいのですが。 会社としてではなく、従業員個人としていちばんキツいのが実は基本給ではなくボーナスカットで、いままで年間４～５か月分支給されていたのが2か月になるだけで80～100万円近いカットになります。 次にキツいのは、表向きはリストアップされないけど実は時間外規制（残業ゼロ）です。これは減給云々とは無関係ですから「残業するな、今すぐ帰れ」だけで実現できますし、それでいて効果が絶大なのです。 なにせ、みなさん大体サブロク協定目一杯ほどは残業やってるでしょうから、年間約400h前後の残業時間≒これも基本給次第ですが100万ほどの収入になっていますからね。これがゼロになるわけです。 ボーナスカット＋残業制限だけで200万近い減給は可能なんです。 そして問題は、東芝さんはどうか知りませんが一般に営業職であれば時間外手当がない代わりに外勤手当などで一定の割増がつくので残業規制の影響はほぼ無いのですが、メーカーの根幹である技術職の従業員にはそのような手当てが一切無いので、残業ゼロといわれたら開発者の給料に直撃します。 ではどうなるか・・・簡単な話ですよね。転職です。 こうなると能力のある人（＝引く手あまたの人）ほど離れていきます。どうせ会社にいても200万近い収入減、それなら多少給料が下がっても他の中小企業なり同業他社なりに転職した方が良い、と考える人は少なくないでしょう。 とはいえ民主党政権時代のサムスン優遇政策で壊滅的ダメージをうけた大手電機業界にあまり受け皿はありませんが・・・