会社については、「テクニカルコミュニケーター協会」の会員企業などを見るといいのでは? 大きい、有名な会社はだいたい会員になってますので。 ほとんどの日本のメーカー(トヨタ、パナソニック・・・)は、マニュアルを管轄する部門を持っています。サービス部とか、お客様相談部とかの一部門である場合が多いですね。 ただし、メーカーに入って、この部門に配属される可能性は非常に低いです。メーカー(理系企業)の中の数少ない文系部署のためです。また、大企業であるほど、(管轄はしているが)内部で制作している会社は少ないです。制作会社を小会社として持っているか、独立系の制作会社に外注しているのがほとんどです。 メーカー系の小会社での制作は、内製・外注半々ぐらいだとは思いますが、その親会社のマニュアルしか作成していないことがほとんどです。 独立系の制作会社は、いろんなメーカーと取引している場合がほとんどです。場合によっては、ライバル企業が同じ制作会社に外注してる、なんてこともあります。 仕事は厳しい、というより、できる・できないが他人の目からにもわかりやすいので、能力があれば、居心地はいいかも知れません。給料はいいとは言えませんね。転職は(ほかの職種よりは)しやすいとは思いますが・・・。そのかわり、中途入社も多いです。 将来ですが、日本国内でメーカーが製品を開発している限り、この仕事が日本からなくなることはないと思いますが、英語力は必須です。できれば、英語でマニュアルが書けるぐらいのレベルが。 今は国内向けのみの製品というのはほとんどなく、(日本で開発しているにも関わらず)海外しか発売しない、という製品もあるぐらいですから。
詳しいご説明ありがとうございました。大変参考になりました。
テクニカルライターやテクニカルイラストレーターの仕事に就くには、以下のパターンがあります。 ①メーカーに入社し、マニュアル制作部門に配属される ②マニュアル制作を専門に請け負う制作会社や印刷会社に入社する ③フリーランスで仕事を請け負う ※1.メーカーが取扱説明書を内製で制作する場合が①、外注で制作する場合が②、③です。内製の場合は割高になりますので、全体の割合としては外注の方が多いです。 ※2.マニュアル制作を専門に請け負う制作会社で大手の会社は余り聞いたことがありません。大概が中小です。一方、大手の印刷会社は必ずテクニカルライターやテクニカルイラストレーターを抱えています。 ※3.テクニカルライターとテクニカルイラストレーターは共に取扱説明書などの制作に携わる仕事ですが、前者はライター、後者はデザイナーですから全く異なる職種です。従って、必要とされるスキルや能力も異なります。将来設計をおこなう上で混同のなきよう。 ※4.最近はメーカーの生産拠点が海外へ移行し、マニュアル制作の仕事も海外へ流出。併せて、徹底した価格競争の世界ですから、大変厳しい業界ですよ。
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