航空保安大学校学生採用試験は、まず一次試験で、航空情報科と航空電子科ともに次の基礎能力試験(多肢選択式)があります。 公務員として必要な基礎的な能力(知能及び知識)についての筆記試験 知能分野 [20] [ 文章理解[7]、課題処理[7]、数的処理[4]、資料解釈[2] ] 知識分野 [20] [ 自然科学[5]、人文科学[9]、社会科学[6] ] 計40題 【1時間30分】 航空情報科は、数学及び英語についての筆記試験 数学 [13] [ 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列、ベクトルの分野に限る。)] 英語 [13] [ 英語Ⅰ、英語Ⅱ ] 計26題 【2時間】 航空電子科は、数学及び物理についての筆記試験 数学 [13] [ 数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、数学B(数列、ベクトルの分野に限る。)] 物理 [13] [ 物理基礎、物理 ] 計26題 【2時間】 第2次試験は、人物試験 人柄、対人的能力などについての個別面接 身体検査 主として胸部疾患(胸部エックス線撮影を含む)、 血圧、尿、その他一般内科系検査 、身体測定 色覚、聴力についての測定 があります。 航空管制運航情報官は、飛行機が安全に飛行できるように、飛行に必要な色々な情報を集めて提供することが仕事です。例えば、毎日、滑走路に異物が落ちていないか車で点検し、飛行機の離着陸に支障がないことを確認する。また、パイロットから提出される飛行計画(フライトプラン)の審査、飛行機の駐機場所の調整、空港周辺での花火の打ち上げに係る調整、雪が降る空港では滑走路の除雪作業の調整なども航空管制運航情報官の仕事。航空管制運航情報官が行う情報提供業務は、航空管制官と同様に航空英語能力証明や技能証明を取得した上で、飛行場周辺を飛行する複数の航空機の状況を即座に把握・状況判断し、パイロットとやりとりしながら航空用語を用いて適確な情報提供を無線で行います。 このように航空管制官に近い仕事もあり、理科系、文科系の方が両方います。事務の仕事も多く、仕事は多種多様です。 航空管制技術官は、主に管制施設や航空保安無線施設などの運用・保守・整備を行う技術者(エンジニア)で、理科系の方が大半です。 学生時代には航空無線通信士の資格を取得したり、航空法や英語、航空情報、技術、航空機等について、平日は毎日授業があり、科目ごとに修了試験があります。 試験に受からないと再試験があります。どうしても修了できない場合は退学もありえます。 2年間の学生を経て、全国のFSCと呼ばれる規模の大きい航空官署を中心に配属されます。http://www.cab.mlit.go.jp/asc/ を参照してください。配属される勤務地が下のほうに表示されます。 そこで実際の業務につきながらの研修が約半年間あります。この間の身分はまだ国土交通技官です。半年後、レーティングという試験に合格すれば、晴れて航空管制運航情報官または航空管制技術官となります。待遇が一般行政職から専門行政職と変更されるものもこのときです。給料が15万円くらいの初任給が、専門行政職になると手当を含めて20万円以上に増加します。さらに仙台にある航空保安大学校岩沼分校で上級研修を受けて、資格をとると、管制手当などももらえるようになります。
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新卒での入社時は高卒だったためライン作業を行なっていました。改善などを積極的に行なっていたと…続きを見る
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