東京エレクトロンとディスコ両方に営業職で内定をいただいたのですが、どちらを選びますか？

ディスコ＝ボンダーやダイシング等の後工程の装置メーカー 東京エレクトロン(TEL)＝エッチャーやCVD、コーターなど前工程の装置メーカー。 どちらも半導体製造装置という日本では衰退した半導体業界なので、究極の選択です。(つまりよくないということ) シリコンサイクルといって、半導体は浮き沈みが激しく、現在のような不況時はとにかく厳しいです。 それを承知でいくというのなら覚悟してください。 さて、究極の選択ですがディスコの方が安全でしょう。 東京エレクトロンは世界シェアトップ１の米国のアプライド・マテリアルと合併しようとした経緯があります。 何で合併しようとしたかというと、アプライドに押され、アプライドも共倒れを防ぐということで両者が合意しかけたのです。 でも米国の独禁法に停職するということでこの合併は流れました。 同じ前工程のコンペチターでTELやアプライドの足元を狙っているのが、米国のラム・リサーチです。 半導体装置の前工程は 日本の東京エレクトロン(TEL) 米国のアプライド、ラム・リサーチのよる三国志の状況にあります。 市場のパイが大きくない中での争いなので、３社共倒れもあるかもしれません。 ディスコは後工程なので、そうゆう熾烈な争いがあまりないです。 市場のパイが小さいからです。 最後にもう一度言っておきます。 半導体などという日本にとって造船や鉄鋼業と同じような斜陽になった産業界に行くものではありません。 あなたが理系り電子工学系というのなら仕方ないですが、文系だったら経済センスがなさ過ぎです。 英語に堪能な人材を欲しているという理由で半導体業界にひっかかる文系の人がいますが、あまりに経済センスがなさ過ぎです。 もう少し、きちんと市場リサーチして就活を続けてください。 新型コロナによる大不況です。 両社とも内定はキープしつづけて、年明けまでひっぱってください。 半導体製造装置などより、もっとマトモな業界に内定取れたら両社ともポイ捨てしましょう。 それぐらい狡猾で用心深く就活しないと、この未曾有の大不況の就活戦線で生き残れないですよ。