派遣と出向の違いとどういうときにやるのか？

ITは、自社で働くことのほうが少ないですよ。 次のようなものが多いです。 クライアント （通信会社 たとえば、KDDIとかNTTとか元の業務発生企業） この会社が、うちの業務を手伝ってくれとオーダーします。 そこで、派遣や委託会社が存在します。 あなたの場合、委託なんじゃないでしょうか？ 委託というのは、ある会社（あなたを正社員として雇用している会社）が KDDIから依頼をうけて業務を請け負っているというわけです。 やっている仕事の内容はKDDIの仕事でも、 やっている会社はあなたの会社（代理でやっている）ということになります。 出向というのは、あなたの会社の中ではなく、 KDDIの社内にきて、仕事をやって下さいといわれているので、 そちらに出向いているだけです。 KDDI→代理でやってくれた代金をあなたの会社に支払います。 あなたの会社はあなたに給料を支払います。 という仕組みです。 ほとんどの通信会社がこの形式です。 なので、ある部署はA社がやっていて、ある部署はB社がやっていて、 と、部署ごとに委託されている企業が異なる場合もあります。 委託と、派遣の大きな違いは、法律上でこまかなことをいうと 沢山でてきてしまうので、ざっと分けると、次のような違いがあると思います。 委託 たとえば、部署ごと、あなたの会社に業務をおまかせするから すべての責任を負ってこの部署の運営をして下さい。といったところでしょうか？ 業務の運営方法もすべて、自分たちで考えてやって下さい。 ってのが、委託です。 なので、業務の指示命令は直接あなたの会社の上司から。 派遣 たとえば、KDDIが直接運営している部署があったとして、 その一部の人員として、派遣されます。 指示命令はクライアント（KDDIの社員）の指示に従う。 これが実際の労働上での、大きな違いだと思います。 ITは特に複雑で、 たとえば、KDDIが仕事を委託したA会社 A会社はB会社に委託する B会社は派遣会社に委託する と、いもづる式に、何社も間に入ってしまうことがあります。 例なので、KDDIだけではありません。 むしろKDDIはけっこう直委託が多いです。 その逆にNTTは少し前まで、直委託が少なく、 間に４社もはいっていたりして、わけわからないくらい すごかったですが、最近、そのような状態をやめましょう。 という方向にいっている傾向があります。 （あまり間に挟まない） と、いうのも、責任の所在がはっきりしなくなるような 問題点がかなり多いのと、何社もはさむことによって、 動きも鈍くなります。 C社がやっていることを、B社に確認し、またA社に確認し、 と、何をやるにもそうなってしまいます。 ついでに何社もはさまるので、労働者のお給料が 異常にさっぴかれてしまう状況もあります。 KDDIが１人に対して５０万払っているとして、 直委託だったら３０万もらえるところ、間にさっぴくだけのような 会社が何社もぶらさがっていたら、あなたの給料がなぜか１８万かもしれません。（笑） これは単なる例ですが。 自分も通信で委託とか派遣をやってきましたが、 ひどい時には、面接を１日に４回うけさせられたことがあります。 IBMかなんかの仕事だったんですが、 ある派遣会社へ面接にゆくと、次の待ち合わせ場所で 別の営業がまっていて、事務所の中をスルーすると、 また別の場所へつれてゆかれ、また別の営業にあわされて、 そこをスルーして・・・と、それを１日をかけて、４回。（笑） で、やっと最後（夜）に、IBMのクライアントにあったら、 まったく派遣会社がはじめに説明していた仕事と異なっており。 まる１日、そのためにあちこちひきずりまわされて、ひどい目にあいました。 ね、こって異常だし、ずさんです。 考えると、クライアントは一人雇うのに、たとえば２５万でいいところを、 わざわざ委託や派遣を間に入れることによって、 一人に対して２倍の人件費をかけていることになります。 だったら、直接雇用して、２人分雇用してくれたほうが、 皆のためにもいいと思いませんか？ 保険料の負担とかさ、そういう問題を考えると、 委託や派遣ならば、クライアント側はその負担が減るから あえて、社員を増やさずに、派遣や委託にしているとか そういう理由もあるかと思います。