本当の答えは、20年、30年、住んでみないと わからない部分だと思いませんか? 90年代頃にバブルがはじけて、それまで高価だった住宅が、 いっきに値下げになった時、 コツコツとお金をためてきた人たちが、 逆に家を買い始めました。 が、当時の家は、質が悪く、昭和の時代の建物は、 50年くらいたつと、ボロになってきましたが、90年代頃に たてた住宅は、10年で傾いてしまったり、 というニュースがよくありました。 うちの近所でも、 昭和の頃からある農家のようながっしりした住宅→そのまま 90年代頃たてかえた住宅→すでに二度目の建て替え もつサイクルがかなり違うと思います。 ひとつは、住宅ラッシュの時期ってのは、 木材ニーズが多いので、きちっと乾燥しきっていない若い木材でも 使ってしまうというのが原因と聞いたことがあります。 また、建設時に手抜き工事をして、工賃を浮かす業者が多かった というのもあるかと。 別の視野からみると、 保険金をかける世代が一般的になり、 親が亡くなった保険金で、家を建て替えやすい資金が入る というのもあるんじゃないでしょうか? 特に農家で土地をもっているも、誰も継がない という家庭も増えてきた時期でもあり、 土地を売買したお金もある世代だったかと。 今は、世代交代のたびに、家を建て替える家庭も 増えましたが、新築のうちは、どれも良くみえるもので、 これが30年後も良い状態であるかは、まだ答えが出ていないような気がします。
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