米軍横田基地に知人が憲兵所属として働く事になったとの事。 彼の身分はどのようなものになるのでしょう？ (例えばアメリカの司法権を持った警察官など)

駐留軍従業員（基地従業員）としての勤務になります。 日本での身分は：日本国の雇用者（公務員ではない）になります。 給与の支払元：防衛省横田防衛局（実務は独立行政法人駐留軍等労働者労務管理機構横田支部）です。 警備員ですので、給与はＢＷＴ/3-1-0になりますので、 初任給143.000円です。地域手当21.450円、家賃55000円以上の借家なら住宅手当が27.000円（実家や持ち家は手当なし）他、扶養者がいれば扶養手当、交通費、祝日に出勤すれば祝日手当、夜間手当、夜勤給です。 正直、厳しいですね。 基地では374ＳＦＳ憲兵中隊のなかのＣＧ（民間人警備員）になります。 入職後、拳銃や必要なトレーニングを受けて門番としてデビューします。 基地での”職務中”の身分は、国防総省の現地特別警察員になります。あくまでもゲート（門番）に就いている時だけです。 移動巡視警備員（パトカーに乗ってフェンスの警備）というＢＷＴ3-2という職もありますが同じです。 警察権の行使はあくまでも米兵の憲兵ＳＰが行いますので、基本外から基地に来る車や人の身分証のチェックと、面会証の発行などが主な仕事です。 拳銃を携帯はしますが、事件で過去に使用した事案は一度もありません（進駐軍時代を除く）。厚木の日本人警備員が数年前にこの拳銃で自殺しましたが。 警備員の評判は正直あまり良くありません。 10年前はもっとも最低でした。 とても態度の良い警備員もいるのですが、拳銃を持ってベレーに制服を着用すると勘違いしてしまう従業員が多いのです。 具体的に、横柄な態度で対応したり、こちらが挨拶しても無視したり、そのくせ綺麗な女性従業員にはヘラヘラしたり、米軍将校にはキリットしたりと人として最低な態度で門に立つのです。 正直、基地の顔ですからみっともないです。 それでも、英語がきちんと使えるならばまだマシですが、ろくに英語も喋れない似非警備員となるともう手がつけられません。 あまりふざけた態度で勤務していると、2500人以上いる日本人従業員の誰かにシメられます。 特に、土木系の中隊ではたらく威勢のよい日本人従業員などに、集団健康診断などで見つかろうモノならば確実にやられますのでご注意を。 基地従業員のなかには自衛隊出身者も多いです。拳銃を持っても中途半端な態度で勤務していると逆に馬鹿にされますので 実直な態度で制服に惑わされないで勤務されますようご忠告いたします。