将来は環境省に就職して、環境に携わっていきたいと思っている学生です。絶対に就職したいのですが、どうすればよいですか。

環境省に入るには、まず「国家公務員試験」を受けて合格する必要があります。その上で環境省の面接を受けて採用されなければいけません。試験合格＝採用、ではありません。一般的な事務職以外に、環境省では自然系職員、という区分がありそれになりたいものは、総合職は「森林・自然環境」「化学・生物・薬学」、一般職は｢林学｣「農学」｢土木」｢農業農村工学」｢建築」の試験区分で受験します。 「環境省に就職して、環境に携わっていきたい」なんて曖昧なことではいけません。将来、幹部になって環境行政をひっぱる官僚を目指すのか、実際に現場ではたらくレンジャーなどになるのか、本省勤務がしたいのか、地方環境事務所で働きたいのか、それによって受けるべき試験が違うのです。 「学生」ならすでに大学は選び、専攻も選んでいるのですから、もうなれない職種もあるでしょう。総合職なら実際に合格者の多くは東大法学部を筆頭に、名門、一流、と呼ばれるような大学がほとんどです。一方で一般職はそういうわけでもありません。また環境省では理工系、自然系という区分があり、これらは当然関係する専攻を学んでいる必要があります。 法学部や経済学部なら、そして大学が東大や名古屋大など、「そのあたり一帯では一番入るのが難しい大学」なら総合職試験を目指し、そうでなければ一般職試験での合格を目指すのがいいです。