教員になるために社会人経験は必要か

家族に教育関係者がおり、今の公立中学校の現状をよく聞かせられます。 大卒して、すぐに公立中学校に採用され、右も左もわからない状態でいきなり担任を持たせられました。 学校の先生は、社会経験が無いままに、生徒達を指導する立場になりますが、勉強だけを教えればよいという訳ではありませんよね？ 今や公立中学校は、親の躾ができていない生徒達がいっぱいですよ。躾けも一から教えなければなりません。 モンスターな親たち、生徒は複雑な家庭環境で育っているため情緒不安定も多いです。 先生の指導が気に入らなければ、すぐに教育委員会へ講義をされてしまいます。 先生同士の対立やパワハラもあるようです。大規模な中学校ほど、大変のようです。 将来教師を目指している貴方にこんな現実を突きつけてしまって、申し訳ありませんが、これが現実なのです。 その現実に対応できず、また生徒や親との関係や教師内でのストレスをかかえて、精神的に病んでしまう教師もいます。 そうならない為にも、個人的には社会経験は必要だと思います。 社会でのいろいろな経験は、教師になるための糧になるでしょう。 ボランティア活動は、相手の気持ちを考えたり、気遣いをすることが必要ですし、自分自身も強くなれると思います。 アルバイトで働くことは、いろいろな経験が培われると思います。 貴方が経験したこととは、かなりの説得力になると思いますよ。 そう考えると、①の選択肢がよいと思います。 ただ、②の選択肢もよいと思います。 臨採で経験を積みながら、教員採用試験を受けていくという方法もあると思います。 そうなると、社会経験はできなくなりますが・・・。 内情では、実は本採でも臨採でも、同じ条件で仕事しなければならないようです。 学校によっては、クラス担任を持たせられるところもあります。 すぐに教師として働けるのであれば、それはそれでよいのかもしれませんが・・・、いかがでしょうか？ じっくり考えられて、良い道を選んでくださいね。