教師になりたい21才 結婚もしていてこどもも 二人います。 普通の高校をでて 結婚をして今工場で 働いています。 本気で教師になりたくて 質問をさせていただきます。 家庭があるた

「なぜ、高校卒業後、大学に進学して教師を目指そうとしなかったのですか。」 この質問は、いずれ教員採用試験を受けるときに必ず面接で聞かれますから、説得力ある答えを用意しておく必要があります。 さて、質問者さんが教員になるための道のりですが、一般的なことは下記ノートで説明していますので、まずこちらをご覧ください。 《教員になりたい社会人のための教員免許取得法》 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n16580 奨学金は受けられますが、給付型（返還不要）は非常に狭き門です。学費は４年間で１２０～１５０万円程度です。ただし、働きながら学習する場合、４年で卒業するのは大変困難です。 教員免許を取得するには３年次か４年次で３～４週間の教育実習が必要になります。上で「働きながら」と書きましたが、教育実習期間中は働けませんので、休暇が取れなければ仕事を辞める覚悟が必要になります。 教員採用試験は、自治体や校種・教科によって倍率に大きな差があります。校種別では一般に小＜中≦高で、社会科は主要５教科の中では最も倍率が高いです。下記サイトで自治体別の倍率が見られます。 教員採用試験結果｜東京アカデミー http://www.tokyo-ac.co.jp/kyousai/ky-data_0.html 中高教員採用試験は、国立大学教育学部の学生でも現役合格できるものは半数以下という難関です。言い換えれば、現役国立大生を相手に互角以上の勝負ができないと、勝算はありません。 採用試験に受からなくても非常勤講師や臨時講師として教壇に立つことは可能ですが、契約終了後の採用が保証されない不安定な仕事です。非常勤講師は頑張っても月収２０万に届くかどうかという低賃金ですし（しかも社会保険なし・夏休みなどは無給）、臨時講師の募集は不定期なので、常に無職になる不安と隣り合わせです。奥様に安定して家計を支えられるだけの収入があれば良いのですが、そうでない場合、今の職を辞めて教員を目指すことは家計および家庭にとって大きな不安定要因となります。 奥様ともよくよくご相談の上、慎重に判断されることをお勧めします。 （cocomokatamさんへ）