毎週火曜日放送のフジテレビのミスパイロットについてですが、訓練生が１人脱落して、残る４人が合格して帰国したばかりのとこですが、実際のパイロットの訓練でも一年半とか長い期間での海外の訓練とかあるの

A社もまたJ社も更には航空大学校でもエリミネートはほぼ1割りを切る確率であります。 中にはまれに座学のうちに辞めていく人までいます。 飛行訓練に入ると最初の関門が単独飛行に規定時間内で出られるかどうかで、ここでの脱落が脱落者のなかでは多いです。 次は双発機課程に入り一方のエンジンを停止しての訓練など順を追って操縦の難易度があがりますので、飛行適性がものをいう部分でもあります。 次に計器飛行課程、これが単独飛行についでエリミネートが出る率の高い訓練です。 理由は管制とのやりとりをしながら飛行機をその指示通りにしかも計器飛行方式で飛行させなければなりません。外国での訓練であれば管制は会話調の時もあれば他機に指示をだした後すぐに自機にも指示がくるかもしれないので絶えず管制からの指示をモニターしながら自機を飛行させ、更には横の教官の英語の指導も受けて悪いところは確実に修正していかなければ最終試験は受けさせてもらえません。したがって英語力がものをいうし、多くの思考が同時に必要になり、飛行機はきちんと飛ばせる能力も要求される部分ですからね。 航空大学校だと管制、教官は日本人ですがそれでも入学者全員が卒業できるのはそれほど多くありません。 脱落者をだすことは企業にとっても本人にとってもマイナスなのですが現時点で的確な適性検査の方法が確立されていないのと訓練生の努力の仕方によっては見事に克服できる場合もありますので現状のエリミネート率は当面かわらないでしょう。