就職って条件をいろいろ設定していくと全然見つからないですね。 なのでほとんどの人が何かしらは折れてるということですか？

写真の非常勤講師ですが、この学校だと半分の生徒が職種を決めて入校されてますが、半分は入校後に就職先を選んでいるようです。 例えばお父様がフォアマン(荷役監督のことで、船会社と荷役についての打ち合わせを行い、本船に乗船し、船会社や1等航海士の指示に基づき、荷役作業全般の指揮にあたる職業)をされているのを見て、自分もこの仕事をやりたいなどですが、何も港の仕事ばかりではありませんから、普通の事務職の募集もロジスティックス関連企業から有ります。 これまでに港、船関係以外では、いすゞライネックス株式会社、佐川グローバルロジスティクス株式会社などへ就職した方が居ました。 かくいう小生も、折れたと言うより、何をしたいか？なども決まっておらず、何処に就職しようか？も決まっていませんでした。 親父がいすゞ自動車の販売店に勤務していましたから、日本大学法学部を卒業して親父の紹介でいすゞ自動車株式会社に入りましたが、全く何をするのか？何をしたいのか？解っていませんでした。 入社して配属先の希望を聞かれて、綺麗なお姉さん(後でCM写真のモデルさん達だと解りました)が出入りしていた宣伝部を希望したのですが、国内大型車販売部(営業部です)に配属となり、営業！なんて凄く嫌だ！と思いました。 しかし、自動車メーカーの営業部門は、直接 運送屋さんへ行ったりは全く無く、担当したエリアの販売店さんへ出向いて、販売店さんが仕入れる車型や台数や納期などを決めるだけの言わば御用聞き！でした。 しかし、この時代は販売店が欲しがってもなかなかメーカーが卸してくれないなどの事情とか、卸価格を少しでも安くして欲しいなどの思惑から、小生のような新入社員の御用聞きにも手厚い接待がありました。 入社する前には、何も解らず就職しましたが、仕事ってこんなに楽して、接待まで受けて何と楽しいことか！と思いました。 いすゞ自動車株式会社に55歳まで務め(最後は海外業務部で貿易上のロジスティックスの仕事に就いていました)、その55歳の時に佐川急便が海外展開をする準備の為に、佐川グローバルロジスティクス株式会社に顧問としてヘッドハンティングされて転職しました。 全く何も解らず転職しましたが、ここでも手厚い待遇を受け、社長さんの海外視察に同行したり、地方支店の支店長さん達に海外ビジネスや海外の情勢を伝えたりする仕事で、楽しく仕事が出来ました。 今、学生さん達に言うことは、出来るだけ楽して給与を貰え！です。