企業のコールセンターはすべて海外移転？経済論理的思考では必然かも？

ならないよ。 日本国内のコールセンターの実情は、実にシビアだ。SMSの発達で、企業のお客様への対応が簡単にその企業の評価対象となる時代。コールセンターでの対応を失敗したら、即Twitterで叩かれる。だから、とても重要な位置づけにある。良い人材をしっかり雇用して教育しなければならないし、新発売の製品への対応や企業環境の変化にもついていかなければならない。コストをかけてでも、国内でしっかりと拠点を構築することが求められている。 海外に移転するとした場合、それは人件費が安いからだ。日本人を移住させては人件費は安くなるどころか高くなる。人材を確保しつづけるのも難しい。例えば、いま、アメリカのコールセンターがフィリピンに移管されているのが注目されている。これはフィリピン人が米国発音の英語を話せるからだ。人件費が安く、アジア人だと判別しにくいからこそ、経済的な理由から海外移転させているんだ。 日本の場合、賃金が安く、日本語を流暢に話せる外国人が住む地域はない。経済的に海外に移転さす理由は何もない。