質問させていただきます。 私は来年兵庫県庁や神戸市役所の上級採用試験を受験しようと思っているものです。 そこで新聞を取ろうと思っているんですが、神戸新聞と朝日新聞だとどちらが役に立つでしょうか。

間違いなく神戸新聞です。 スポーツ面と社会面の間に、「地域ニュース」といって毎日４～５ページ組まれている部分は役所の広報然とした内容で、しかもタイムリーだからほぼリアルタイムで市政・県政の動向や推移を把握していけます。 加えて「経済」「地域経済」のページは地元の経済状況に比重を置いており、役所を受けるにおいてもこういった情報が全く不要であるとは言い切れないだけに、地域内の情報源は全国紙よりは地元紙に限ります。 それから余裕があればの話ですが、大学の図書館で一紙読まれるなら全国紙でなく日本経済新聞の必要部分を参照ください。経済に明るくなるためでなく、２～４面の「総合・政治」のページや「国際」ページなどの見過ごしやすいベタ記事が、後々すごく重要な意味を持ってくることがあるからです。 両紙とも一部記事は同一通信社からの配信ゆえ同じ文章が並んでいることもあるんですが、こと政治的見解については昨年の衆院選前後から現在まで日経紙は一貫して自民党支援の立場にあり、また神戸新聞はなまじ民主党支援に回ったことでいま混乱を生じているところです（苦笑） マスコミの情報操作に惑わされないためには複数紙の読み比べがどうしても必要なんですが、上級職受験のためにはいろいろと学習費用がかかることもあるでしょうから、できるだけ図書館を活用ください。なお朝日新聞の見解は「報道ステーションがその多くを代弁している」イメージで十分かと思います・・・ ※大学受験時のような「天声人語にすべてのヤマを賭ける」発想でなく、採用入職後へのイメージを養っての受験態勢づくり、というわけです