建築職は地方公務員技術職の中でも土木職に次いで求人が多いですが、一般事務職や土木職よりは採用数自体がかなり少ないです。そもそも、町役場や小さな市役所では採用自体がないことも多いです。27年度採用の場合、比較的な大きな街の倍率は、横浜市2.7倍(最終合格者35人)、神戸市3.8倍(同6人)、京都市3.8倍(同6人)、広島市3.7倍(同3人)等となっています。小さな街は情報がないのでわかりませんが、場合によっては応募が0であったり、逆に倍率が5倍以上になったりすることもあるでしょう。 試験内容は一般教養と専門試験の筆記試験と面接試験が一般的かと思われます。小さな街では、筆記試験が一般教養のみの場合も考えられます。専門試験の内容は、大卒程度の場合、数学、物理、構造力学、材料学、環境原論、建築史、建築構造、都市計画、建築設備、建築施工など多岐にわたりますが、建築科卒の場合は大学で習ったことのおさらいが主となるでしょう。仮に筆記試験で受かったとしても、面接試験で落ちることもあります。また、近年では、グループディスカッションや、プレゼンテーションなど、自治体によってさまざまな試験があります。詳しくは受けたい自治体のホームページを見るのが一番でしょう。
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