将来国家公務員総合職を目指す大学生(法学部)です。 今興味を持っているのは、独禁法のプロになれる公取委、金融庁、法務省(入管)あたりです。

リクエストありがとうございます。 公正取引委員会、金融庁は規制&経済官庁という二大人気分野を合体させたため非常に人気が高いです。 特に公正取引委員会は、独立行政委員会という、内閣直属の独立性高い組織のため東大生で(特に司法試験合格者で裁判官志望者)埋まります。多少他の大学からも入りますが、財務省以上に東大で占められた官僚組織です。 確かに独占禁止法に基づく経済警察として設置されていますが、昨今の金融持ち株会社解禁などでだいぶ独占禁止法がなし崩しになりはじめており、揺らぎはじめています。逆にチャンスかもしれません。 なお、独占禁止法のプロは一般職がなります。総合職は組織運営、管理監督が任務になります。 通常の行政組織化において、外庁で一番人気なのが金融庁です。規制&経済官庁、しかも金回りの良い金融、證券、保険会社が担当ですから、いくらでも天下・・・もとい再就職先が見つかります。 余禄も多いとか。 ですから、財務省と同じくらい人気です。 私は金融庁設立前の国家公務員なので、現実にどれくらいの倍率か、などははっきりと書けませんが、後輩が話してくれたさいにはこちらも東大に慶應義塾の経済などで埋まるとかいう話でした。 例外もあるのだとは思いますが、やはり人気官庁の筆頭です。 法務省(入管)は、私も一時期考えたことがあります。それなりに華やかに見えて、仕事も国際的に感じられます。 で、一応挨拶がてら行って聞いてみると、「うちでは国家一種(総合職)を持っててもあまり関係ないからもったいないですよ」と。 捜査関係は主に警察が、外国との連絡などは外務省が、となかなかやれることが少ない現業官庁です。 そのため、法務省本省や、外務省、警察庁などに落ちて行く人がほとんど。 あまり最初から入管狙いは居ません。 人気は高いのですが、それは総合職でなくても採用あるため、人気が集中する部分があるようです。 法案作成なら、政策官庁です。 本省でないとなかなかそういう立場に立てませんし、本省からきたキャリアが外庁キャリアを顎で使って下働きになります。 財務省、外務省、法務省、防衛省、国交、経産、厚生労働省などに行く必要があります。 内閣府 旧総理府の担当する国務総理(調整)に、沖縄北海道庁などを合体して内閣主導で政策形成できるようにした、と言われていますが、私のきく限り、相変わらず他省庁からのキャリア寄せ集め部隊です。 内閣総理大臣に、官房長官が担当大臣で、副大臣多数。業務は幅広いですし、やりがいはありますが、専門性に欠けるためかさほど人気は高くないようです。 私も一応旧総理府は内定でました。 経済企画庁や気象庁など幅広い分野がみられるので、かつては教養学部系の採用が目立ちました。法学部も勿論採用多いです。 ただ、出向者が上位を占める割合が高いので、内閣府第一志望は少な目です。 官房のまとめ、補助の印象が強いです。 主体的な法案作成よりは、他省庁からのキャリア出向者が集まり情報持ちより政策決定するのをまとめる形で法案作成にかかわる感じでしょうか。 後輩の口が重いため、なかなか聞き出せないのでこの時間になりました。 参考になれば幸いです。