政治家だと世襲が多く、2世、3世議員とかたくさんいますよね? 素朴な疑問なのですが、昔陸軍大臣、海軍大臣、連合艦隊司令長官などの要職にいた人の孫とかが自衛隊の主要部門のポストに優先的に入れるとかがあるのかな?と思ったわけです。 政治家にしろ軍人にしろ、コネにあぐらをかいているだけでは駄目で、政策、戦術に長けていないといけないでしょうが、当選回数の少ない議員が元総理大臣の孫を、また一自衛隊員に過ぎない人が元連合艦隊司令長官の孫とかをアゴで使ったりできるのかな?と思ったのです。孫の守護霊の偉大なお爺ちゃんが怒り狂うのではと思うと恐れ多く、むげには扱えないものなんでしょうか?そこは年功序列、実力社会と孫たちも割り切れるものなのでしょうか?
戦後、GHQの方針で旧陸海軍の職業軍人はすべて公職追放となり、一夜にして家族を含め生計の維持もままならぬ貧窮生活となります。明治維新での旧士族と同じ境遇です。 自衛隊の発足は昭和29年ですから、この歳月の間に旧軍人の子供や孫たちは別の生きる道を模索して戦後の社会に進出します。 多くが祖父や父の学識を受け継いでいる頭脳明晰な子女たちですから苦学して、医師、教師、大学教授、技術者といった技能職に就いてます。 近年では外務省に入省して北京の日本大使館に駐在した阿南大使は終戦時に自決された阿南陸軍大臣のご子息です。また、財務省には真珠湾攻撃の機動部隊指揮官の南雲中将のお孫さんが入省されてます。 私は海上自衛隊のOBですが、任官したての昭和40年代は、上級幹部のほとんどが旧海軍の出身者で占められていました。 最高指揮官の海上幕僚長は板谷隆一海将で戦艦大和の沖縄水上特攻作戦時の水雷参謀をされた方です。兄は真珠湾の第一次攻撃隊で制空隊長を務めた零戦指揮官の板谷茂中佐です。 当時の艦隊司令や航空隊司令に護衛艦の艦長クラスもすべて旧海軍兵学校出身者でした。 戦後創設した自衛隊では陸海空ともに経験者と人員の不足で旧陸海軍の中堅、若手の将校、士官を優先的に入隊させた経緯があり、この人材で組織を充実させていきます。 質問者もご存じの源田実は真珠湾作戦の企画立案者で、戦後は航空自衛隊に入り制服組トップの航空幕僚長となり、退官後は自民党の参議院議員として4期務めます。 しかし、私が在任中、知る限りでは、旧陸海軍の将官の子弟は在職していませんでしたし、居たとしても戦後に創立した防衛大学出身者で、コネではなく入試の難関を突破し実力で入学してます。現在でも自衛隊の将官の子弟がコネでは入隊はできません。 自衛官の身分は特別職国家公務員ですから試験と身体検査にパスしないかぎり入隊は不可能と言えます。
〇日露戦争を勝利に導いた連合艦隊司令長官の軍神と奉られた東郷平八郎の子孫ですら海上自衛隊で海将にはなれませんでしたよ。
太平洋戦争時の高位の軍人で息子が自衛隊というのは、思いつかないですねぇ。沖縄戦の大田実少将の息子が、ペルシャ湾の落合たおさ一佐だってことぐらいか。(知名度が低い人なら何人もいる。また、昭和の終わりごろまでは、自衛隊の上層部は、尉官で終戦を迎えた人たち) そもそも、普通の人が考えるほど、軍人の息子が軍人になることは少ないんです。 確かに東條英機や山本五十六の息子は大戦中に任官してますが、学生出身の臨時雇いの技術屋と予備です。 他にも将軍や提督の息子が下級士官として多数戦死していますが、大部分が学徒動員です。(さすがに皆、士官を目指してはいる。エリート層が先に死んでみせる伝統は欧米にもある) 将軍や提督にも多数戦死者が出ている現状で、優遇なんてとんでもない。 松前の殿様は兵隊として徴兵、戦死しています。 また、皇族も(元を含めて)二名戦死事故死しています。 戦後に、連合艦隊司令長官まで務めた高橋三吉大将の息子が、街のサンドイッチマンになっていたことが話題になりました。(写真の右の人。高橋健二さんという)今でいう町中でネットカフェの看板を持って宣伝してるような役回りです。 軍人ではないですが、加賀前田家の当主の前田利祐と、徳川宗家の徳川恒孝が、一時日本郵船の同じ部署にいたときに、そこの上司が「前田と徳川を部下に持つなんて秀吉以来だな」と嘯いたとか。 日本は、お隣の民族と違い、20代で近代的軍隊での「偉大な将軍様」になったり、大統領が代わるたびに、大統領の周りの人間や親戚がいきなり要職に就くことはありません。 かりに、お父さんが有名な軍人だった人が自衛隊に入っても、そのスタートラインに応じた一番下っぱでこき使われます。出世は実力ですよ。
総合職の場合、入省して3年目~4年目で海外留学、5年目~6年目で在外公館勤務ができるので、20代で海外経験を積めるという観点では自分の成長に繋がる。また、外交と...
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