警視庁と警察庁について調べています。 わかる限り回答いただけると有り難いです。 ・警察庁と警視庁が協同して捜査に当たることはあるのか

「警察庁と警視庁が協同して捜査に当たることはあるのか」⇒ありません。警察庁は、全国の警察組織の監督・指導、警察活動に関係する法律の立案、犯罪捜査に関する調査・研究を行う機関であり、実働部隊は持ちません。従い、大きな事案で指導を行うことはあっても協同で捜査することはありません。 「警察庁刑事局と警視庁刑事部ではどの階級の警察官がどんな役職に就くのか」⇒下記に示すとおりです。 ☆「警察庁刑事局」 ・局長→警視監。 ・部長→警視監。（組織犯罪対策部長のみ） ・課長→警視長。 ・室長→警視長又は警視正（ある特定分野の業務統括） ・理事官→警視正。（各課におかれ課長代理職） ・課長補佐→警視。 ・係長→警部。 ☆「警視庁刑事部」 ・刑事部長（警視監・警視長） ・参事官（警視正） ・課長（警視正・警視） ・理事官（警視） ・管理官（警視） ・係長（警部） ・係長代理・主任（警部補） ・科学捜査研究所長（警視) ・捜査支援分析センター所長(警視） ・機動捜査隊長（警視） 上記で、「参事官は副部長同等職」、「理事官は内部部局のコントロール」、「管理官は重大事件捜査の指揮」が役目。 「キャリアで警視に昇進した警察官は警察庁以外にどのような場所に配属されるか」⇒警視庁を含む各都道府県警察で本部なら課長、理事官、管理官を勤め、所轄署なら大規模署の次長・課長、小規模署なら署長を務めます。キャリヤは、警視だけでなく警視正、警視長も定期的に警察庁と各都道府県警察とを行ったり来たりします。各道府県警察の本部長は殆どがキャリアの警視長・警視監です。