解決済み
簿記2級 製造間接費の勘定連絡図勘定連絡図の仕掛品の製造間接費は 製造間接費実際発生額ではなく、製造間接費配賦額を配賦するのはなぜですか?
簿記的に言うと 他の回答者さんの仰る通りです。 でも私は ざっくりこう考えています。 個別原価計算は、1点物やオーダーメイド品と言った、予め決まった量を作る時に使う原価計算で 買い手が既にいる事が多いわけです。 買い手は「どんくらいお金掛かるかなぁ?」 って聞いてきますよね。つまり見積もり。 さて、見積もりするのに必要なのは、 掛かるであろう材料費や、労務費、 その他諸々製造間接費です。 材料費や直接労務費は、そのオーダー品にしか掛からないのでそこそこ簡単に割り出せるものの、 厳密に製造間接費全てを計算していくと 大変だと思います。 オーダーメイドを受けるような会社は 全くオーダーメイドや物作りをした事がないって事は少ないでしょうし、 過去の経験からある程度の 製造間接費の金額も予想が立てられるものだろうと思われます。 これらを合わせて、欲しい利益率を載せた額を 「とりあえずザッとこのくらいかなーって思いますね」 と出して、OKが出れば実際作り始める。 実際の現場ってこんな感じじゃないかなと思います。 たくさん作って後から買い手を探す総合原価計算で予定配賦を使う場合は 基準より実際発生額が高かったのか、 安かったのか比較するのに使います。
横レス失礼いたします。 製造間接費勘定借方が実際発生額で貸方が予定配賦額だと違いはよく分かると思いますが貸方が実際配賦額だと"なんで勘定連絡図でこんな回り道するのかな?"と疑問に思うのは当然ですよね。 ほかの方の回答にもあるように借方の実際発生額と貸方の実際配賦額は金額が同じであっても性格は異なっているという事です。 勘定連絡図上では製造間接費T字勘定借方に集計された実際発生額を貸方からそのまま仕掛品勘定借方へ振り替えているように見えますが「借方と貸方の金額が同じであっても貸方の実際配賦額は適切な配賦基準によって計算した製造指図書ごとの製造間接費を配賦しているから」というのが"なぜわざわざ勘定連絡図でこんな回り道をするのかな?"の回答になります。
製造間接費には、間接材料費や間接労務費、間接経費などの製品との関連で、直接的に紐つけられない原価が集計され、製造間接費として一定の配賦基準に基づいて仕掛品勘定へと配賦されていきます。 直接材料費や直接労務費、直接経費は、製品との関連で直接的に製品との結びつきけられる原価なので賦課されるわけです。 配賦と賦課、直接原価と間接原価、製造間接費は、賦課したくても、製品の生成に関して直接的に認識されるものではない、だから一定の基準でもって仕掛品ごとに配賦するというわけです。 そういう意味での配賦です。
製造間接費実際発生額の集計に時間がかかりすぎる為です。 予定配賦を実際額とみなしています。 スピード集計はスピード経営に必要ということと 原価の変動を安定化し、実際と配賦との差異を分析して その対策に繋げられるからです。
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