医学部教授のうち医師免許をもっていない人の割合は？

Question

医学部教授のうち医師免許をもっていない人の割合は？東京大学など、研究者養成型の医学部では、医学部を修了しないで大学院に進み、医学博士を取る制度があるようです。医学博士を取ってから医学部に戻り、医師免許を取る人もいるようですが、取らないでそのまま医師ではない医学研究者になる人もいるようです。では、医師免許をもっていない医学部教授の割合はどれくらいでしょうか？

補足

http://square.umin.ac.jp/UTPhDMD/
東京大学大学院医学系研究科のサイトによると、医学部を中退して大学院にすすみ、医学博士を取るコースがありますけど、このコースで医学博士をとっても大多数はまた医学部に戻り医師免許を取るのでしょうか。

Answer 1

大学病院勤務の肩書は一応講師の医者です。

基礎知識として、医学部を卒業した人間でないと医師免許は取れません。
医学部は臨床医学と基礎医学に分かれてます。
臨床とは、胸部外科とか循環器内科とか泌尿器科とか実際に患者さんを診療することを言い、臨床医は100%医師免許持ってます。
基礎医学とは文字通り医学の基礎で、例えば何故に人間は癌になるのか？といった事を組織的、解剖学的、身体の中でどーいった事が起きてるのかを研究しています。実際に患者さんを診察することは基本しないので、医師免許が必要ないのです。事実、基礎の先生の経歴みると理学部や薬学部、農学部などと多用です、勿論医学部出身もいます。

医師不足と最近よく話題になることはご存知ですか？これは全国的に勤務医(外科医や産科医、小児、麻酔)が足りないという事なんですが、実は基礎の研究医は壊滅的に少ないんです。何故か？大学以外に就職先がない、企業にあってもごくわずかの優秀な人しか採用されない、給料が安すぎるなど
これを問題視した東大や一部国立大がph.D養成のために医学部在学中から人材確保し環境の改善をしてるんです。

基礎医学だけの分野て生きていくなら医師免許は不必要ですが、日本の現場ではなかなか厳しいです。

医師免許なくても基礎の教授にはなれますが、臨床の教授には物理的になれません。

Answer 2

医学部には、基礎医学（生物化学、生理学、分子生物学、医療工学）や、政策系（公衆衛生など）の分野があります。

推測が混じりますが、従来は、医学部教授で医師免許を持たない人は、理学部や工学部の出身で、医学に影響を与える成果をあげ、医学部の教授になったのだろうと思います。官僚出身で、医療や保健に関する政策立案で著名な人を、教授に迎えたこともあるはずです。医学部医学科出身で医師免許を取らなかった（取れなかった）人を教授に迎える風潮は、従来は、なかったでしょう。

引用のPh.D MDコースは、基礎医学の研究者の不足を補うための、新しい施策ですね。医学部の５～６年と、初期臨床研修の２年は、正直、研究どころではないカリキュラムなので、この４年のブランクがもったいない、ここで若い頭脳を研究に役立てたい、という発想と思いますが、私の推測では、ほとんど全員が医師の資格は取るだろうと思います。

加えて、非常に卓越した研究者をのぞき、基礎医学の研究チームであり、医学、工学、生物学などの専門家の集団であっても、医師がリーダーをやるべき、という、風潮は、まだ、根強くあるように思います。

よほどの天才でない限り、医師免許を取得してから、基礎医学でも、法医学でも、進むのがいいとおもいますけれどね。。。

Answer 3

あーそれね、研修医制度が変わった10年ぐらい前から始まった新しいコースで、だいたいphDコースに行く人が一学年で1人か2人でおそらく医師免許は確実に取ると思う。医学部入って医師免許取らないって、カツ丼頼んでカツ食べないようなもんなんでね。

医師免許持ってない医学部教授は、基礎の教授ぐらいで特に生化学や生理学は理学部出身が以外と多い。

ちなみに臨床をやりたくなる気持ちを無くすため、わざと医師免許取ってないという解剖の先生は1人知ってます。

Answer 4

研究者にはなれますが一般的に教授にはなれない慣習です。

医学部で医師免許を持たずに教授をされている先生は歯科口腔外科の歯科医師の教授くらいでは？