簿記3級 資本振替についての質問です。 損益振替をしてから、資本振替をしますが 実際には⇒損益/繰越利益剰余金にするので…

Question

簿記3級 資本振替についての質問です。
損益振替をしてから、資本振替をしますが
実際には⇒損益/繰越利益剰余金にするのですが、何故、資本振替というのでしょうか？
それと、色々見ていると、損益/資本金になっているものもあります。
繰越利益剰余金に振替える場合と資本金に振替えるのと
何か区別はあるのでしょうか？
簿記3級・2級ではどんな風に覚えればよいでしょうか？
ご存知の方、分かりやすくお教えいただけないでしょうか？
宜しくお願い致します。

Answer 1

簿記２級・3級の覚え方は分からないですが、一般的な話をさせてもらいます。

資本振替はplとbsを繋げるものだとおもってください。

plは1年で稼いだ利益（損失）ですが、これは現在1時点の会社の財政状態を表すbsに集約されます。

そこでplで出した利益（損失）をbsの純資産項目とくに利益剰余金に打ち込むのが資本振替です。

利益ならば、資本（利益剰余金）が増えるので、
利益/利益剰余金
となります。
損失なら
利益剰余金/損失
です。
利益剰余金は会社が自由に使えるお金の項目だと思ってください。そこから配当等も出します。

ただ、資本はマイナス表記は出来ません。株主資本が払い込んだ前提があるためです。マイナスであれば会社は倒産しています。
そのため自由に使える利益剰余金がマイナスとなるときは、利益剰余金をゼロまで持ってきて、さらに資本剰余金から引きます。多分このことを資本金と言っているのでしょうか。設問をみないとわからないですが、資本金だけが想定された設問だと想像されます。

簿記２級は自己株式の処理も行うのでしょうか?聞いたことなければあまり敏感になる必要はないです。自己株式の処理があるのであれば該当ページを参照してください。

要するに、資本振替はplとbsを繋げるものだとおもってください。
流れがイメージ出来ればオッケーです