フル単を知らない人が多いから。 何、それ?・・・って感じ。
フル単は敬意を払われてしかるべきではありますが、それと採用とはあまり関係ありません。 理由は大学・学部・学科・個人の生活状況などによって、フル単の実現しやすさがあまりに違い過ぎるからです。公表している大学は少ないのですが、私の勤務する大学の、学部別の「進級率」を見ると、90%台前半の学部と、後半の学部があることがわかります。母数が違うので、単純に比較することはできませんが、単位を必要数揃えることができない学生の割合が、ほとんどゼロから10%近くまでバラけているのは、見逃せない差でしょう。必修単位を定めるカリキュラムは学部毎に大きく違いますから、進級に必須の単位に限らなければ、もっとはっきり差が出ると思われます。 この差が、たとえば偏差値と完全に連動している、とか、ユニークで優れた卒業論文を書いた学生にはフル単が多い、というふうに、成績に直結するデータであるならば、採否を決める指標として使えますが、個々の条件によって達成しやすさが全く違う、運や偶然に依存する部分があるようでは、指標としてはあまりに不確かです。 企業は、「即戦力となる優秀な学生を取りたい」のです。もはや10人とって2人も使えればいいや、と言っていたバブル時代ではありません。「生真面目に授業に出席し、普通に授業に出て、ちゃんと試験を受け、全ての課題をきちんとこなした」というのは前提条件であり、採用候補となる学生は、フル単でなくてもある程度の範囲で実現していればよく、「それ以上」の部分が評価される、ということです。
評価されるかは評価者次第です
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