サービス業の仕訳の問題ですね。 ご質問にある仕訳は、サービスなどの提供がまだ終わっていない(収益を計上していない)状態で、費用が発生した時です。 例として、エステサロンなどの美容サービスを提供する企業を考えてみましょう。 エステサロンなどは、数回分の施述のお金を前もって受け取ることが多いです。 このとき、受け取った時点で収益を認識してはいけません。 顧客から前もって代金を受け取っておく予約販売でもそうですよね。 ---------- ・顧客からエステの施術サービス2回分の代金として、10,000円を現金で受け取った。 現金 10,000 / 前受金 10,000 ---------- さて、2回分のサービスに対応する美容オイル(現実的には2回以上あるでしょうけれど)を購入したとします。 このとき、支払った時点で費用を認識してはいけません。 役務収益に対応する原価とするため、いったん仕掛品勘定に入れておきます。 ---------- ・エステの施術サービス2回分のオイルを4,000円で購入し、現金を支払った。 仕掛品 4,000 / 現金 4,000 ---------- これが、ご質問にある質問の仕訳です。 ここからは余談です。 エステのサービス2回分を無事提供し終えたあとは以下の仕訳を行います。 ---------- ・エステの施術サービス2回分が完了した。仕掛品勘定の3,000を役務原価に振り替える。 前受金 10,000 / 役務収益 10,000 役務原価 4,000 / 仕掛品 4,000 ---------- わからない点があれば、コメントをください。 <<余談>> エステ業界については当方無知ですが、前受金をもらってサービスを提供する業界を想定して記述しました。 似たようなもので、英会話学校などもあります。レッスンチケットを前受するものですね。 某英会話学校や某大手エステサロンが倒産した際、顧客が前払いしたお金はどうなるのかというのが問題になりました。 簿記とは無関係なので割愛しますが、ご興味があれば、ぜひ調べてみてください。
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