自衛隊の教育隊で、「錬成期」というのはどのくらい厳しいのですか？

Question

自衛隊の教育隊で、「錬成期」というのはどのくらい厳しいのですか？現役海上自衛官候補生です。

これまでも厳しいといえば厳しかったですが、まだ入隊１ヶ月なので教官・班長も手を緩めていたと思います。
その証拠に、自分の分隊ではまだ退職者が１人も出ていません。

教育隊では５ヶ月間を「環境順応期」「錬成期」「完成期」に区分けしているのですが、錬成期というのは文字通りバリバリに厳しい訓練をするということでしょうか？
GWが終わると「錬成期」に入るらしいのですが、名前からして厳しいことが伺えます。

体力面での厳しさは自分との戦いなので覚悟しています。
自分が一番心配しているのは、精神面での厳しさです。
どのようなことで怒鳴られたりするのでしょうか？

Answer 1

海上自衛隊OBとして、秋入隊の時期ハズレですので分隊としての方針はまちまちです。

着隊から入隊式まで自衛隊の生活に慣れさせる為に完全にお客様扱いですので余程目に余る事がない限りはシゴキはありません。しかし、入隊式を境に兄貴みたいに優しかった班長も鬼軍曹如く豹変します。ベッドメイキングの少しの乱れも容赦なく、靴磨きやアイロン、髭の剃り残しを見逃さず分隊総員連帯責任の嵐です。そうやって自衛隊魂を少しずつ注入していきます。

春入隊の方はゴールデンウィークまで余り締めすぎると教育隊に帰って来ない畏れがありますし、帰隊後の翌日は自由満喫の生活から規則正しい生活に戻るのが嫌になって退職を申し出る人が多いから厳しくはしません。ゴールデンウィーク明けは本格的な訓練に入るのは確かです。

特に陸上警備訓練や体育、水泳、別課の持久走は相当気合いを入れます。

班長も締めてばかりではありません。締めるのは自衛隊生活に慣れて気が弛んだ時期を見張らかって絞め直します。特に実弾射撃や短艇競技前ですね。

班長が怒鳴るのは教務や訓練の時、気合いが入っていない時や分隊内にいじめが発覚した時、そしてベッドメイキングや身だしなみに入隊時から進歩が全く見られない場合です。