仕事をすることは仏教的にはどう解釈したらよいのですかはてな？

人のためになるように、と利他心を持ってやるならば、六波羅蜜の行のなかの精進になる、と、チベット仏教のソンサルケンツェリンボチェか説いていました。 でこれは私の考えですが、仏教は出家や修行を大事にしますが、そもそも仏教が成立したのは寿命が短い時代で、流されていると、下手すると人生について疑問をもつ前に死んでしまいかねませんでした。物質的なものはとても遅れている時代でした。さらには、仏教成立前から、出家して人生について考える生き方がみとめられていました。 そういう生き方の人たち向けに説かれた教えですので、現代人に理想的な形だとは思えません。出家主義というのは、仕事を軽視している傾向に見えます。 しかし、仏教のはじめの一歩は、人生は苦しみであると自覚すること、苦諦、そこから始まるとおもいます。 もし仕事がなかったら、さらに若くて健康だったら、私たちは苦しみを自覚できるでしょうか？仕事しないで暮らせるなら、遊びまわってしまうのではないでしょうか。これが仏教成立の時代なら、娯楽が乏しかったと思いますが。 ということで、仕事は大事だと思います。