今高3で進路について考えているとこんな事を考えます。 仕事が出来る人と出来ない人の差についてです。両者の間にある決定的な差ってなんですか？知能の差？効率の悪さの差？覚える力の差？

就職先が製造業かサービス業かで違うかもしれません。 「製造業」での話をします。製造業では高卒は大方が現場業務だと思います。現場での仕事は「機械」や「装置」の操作です。 操作する事に学校で習った「微分積分」は必要ありません。普通の人なら、習得時間に差はあっても誰もが覚えられるものです。 では、何が仕事の「できる」「できない」を決めるのかというと、「知恵」です。 「微分積分」といった「知識」ではありません。いかに効率よく仕事をこなしていくか、、ら工夫する「知恵」を出す事です。 知識はあっても、知恵の無い人はいます。逆に知識は無いが、知恵のある人もいます。 現場で必要な人は「知恵」のある人です。 コピー用紙が数百枚あるとします。この枚数を上司から数えるように言われました。 A君は直ぐに数え始めましたが、B君はどこからか指サックを借りてきて数え始めました。 指サックを借りてきたB君は、仕事に遅く取り掛かりましたが、直ぐに数え始めたA君に比べて、随分早く終わりました。 B君は上司から仕事を言われて、自分なりに早く、簡単に終える方法はないだろうか考えたのです。 直ぐに仕事に取り掛かったA君も立派ですが、工夫したB君には「知恵」があったのです。 A君は悪くいうと「指示待ち人間」でしょう。指示しないとやらない、指示した事しかやらない、といった人なのです。 知恵を出すB君は、上司から言われた事の先を読んで仕事をする人です。 知識は無くても、知恵の豊富な人は伸びる人です。上司から仕事を言われたら、取り掛かる前に1分だけ考える事です。例えば、どうしたら、早く、負担が少なく終える事が出来るか、です。日常生活でも同じ事です。こういう「くせ」をつけましょう。