法学部大学３年生女子です。 就職活動がはじまります。 この不況の中で就職を勝ち取るために今からできることを教えてください。

現在都内企業の人事部で新卒採用活動を担当しています。 前職は人材系のコンサルタントをしていました。 厳密にいうと、裏技というのは正直あまり当てになりません。 確証なく、偶然にヒットしたからこそ裏技なのであって、 そもそもそれが確実に当たるのなら、このネット社会ではすでにみんなが行う常識になってしまっているでしょう。 お話の先輩が成功したのは、まず行動を起した事と、その行動を好意的に受け止める人事担当者に出会ったという偶然の結果に過ぎません。 人材業界でよく言われることですが、就職活動には“縁とタイミング”が非常に大切なのです。 ですから、まずはこの“縁”をいかにつなぐかということが一つのポイントになります。 しかし、日本全国の法人数はおよそ500～600万社あり、一方で就活サイトに乗っている企業数は、その1割もありません。 その中に本当に自分が入りたい企業があるのかどうか・・・それを判断することもポイントになります。 でも業界が絞られているのならば、まずは狙った業界をしっかりと研究することが最重要課題です。 その際、関連業界までを多く見るとよいでしょう。 （不動産であれば、建設、建材メーカー、ゼネコン、商社も含まれるかも知れませんね） また、第一志望の企業が定まっている場合、その競合と呼ばれる各企業についてもしっかりと調べておく、ないしは実際にエントリーをして選考に進む事も一つの武器になりえます。 あと、実際に選考に入る際に、なぜ自分がこの業界を選び、この企業を選んだのかという2段がまえでの、志望動機を作ることをお勧めします。（このときに業界研究や競合研究が役に立ちます） 自分の将来についても“想い”も含めると良いでしょう。 （最近は真面目な学生は多いですが、熱血な学生は少ないので、熱血で真面目な学生は高い評価を得やすい傾向があります） 文字数に限りがあるので、全部書くことができません。本当に申し訳ない。 最後にちょっと人事担当者としての就職活動学生の印象を・・・。 日々学生の皆さんに会っていると、とにかくアピールがへたくそです。 アピールとは、会場に入ってくるときからの表情も行動も履歴書の文字もすべてそれに含まれます。 社会人になったら、道を歩いていてお取引先社員に会うこともありえるのです。 「この学生はウチに入ってほしいな」と人事担当者に思わせないといけないわけですから、 そういった立ち居振る舞いにもっと気を遣ってほしいなぁと感じています。 がんばってくださいね。