海事代理士です。私の父は元商船三井の船長で、外航の貨物がメインでしたが、数年ふじ丸などの客船にも乗船していました。ただ商船三井の場合をあげると同じグループでも商船三井と商船三井客船は別会社で出向という形をとっていました。 さて現在ですが、大手船舶会社では船長もふくめて外国人クルーがほとんどで船籍もパナマなどの外国船籍を日本の船舶会社がチャーターする形をとっています。よって現場を希望するのであれば内航船の会社に就職した方が良いでしょうし(旧神戸商船大学はエリートですから重宝されると思います)、大手3社でも管理職は育てていますので(その際のみ外航船にのるようです)大手に就職することも成績次第では夢ではありませんが現場で船を操船するということに限って言えば中規模の内航貨物船がよいでしょうね。ただし恐ろしく過酷のようで毎月海難審判所でなんらかの審判がありますので・・・
航海士(現場)としてなら圧倒的に内航の貨物船ですね まず内航と外航では船の数&船員数が大きく違います 外航 2600人 内航30000人 外航船1200隻 内航船6000隻 これだけの差があるわけですから当然就職割合は内航が多くなります。 次に客船と貨物船ですが今日本には5~6隻しか客船はいません 結果貨物船に就職が一般的です。 ちなみに外航に行く人は管理職が基本です。 神戸大学はエリートコースですから数年船に乗せてイロハがわかれば後は陸に揚げ 船の運航や関連会社に出向 勘を忘れないように3~4年間隔で一年ぐらい乗せる それを繰り返し定年となります それを示すように海事科学部卒業生のうち4割が院に進みます(運行管理等の知識を学ぶため)
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