ディズニーリゾートの装飾について ディズニーリゾート(パーク・ホテル等)は、季節や開催されているイベントによって装飾が違いますよね。

デザインファクトリーはどちらかと言うと、ガイドマップやその他の出版物、お土産品、スポンサー用のデザイン業務等、と言った感じに総合的なデザインを担当するのではなく、『付属品』のデザインを担当している感じです。 イベントやアトラクションのストーリー設定等の総合的なデザインを担当するのは、基本的にはＯＬＣ内のエンターテイメント本部という部署が舵取りをすることになってます。もちろん絶対と言うわけではなく、イベントの内容によってはアメリカのチーム（イマジニア等）が主導権を握ったりと、適材適所に行います。最近は、ほとんど日本独自の企画が多いですが。 エンターテイメント本部内では、まずエンターテイメント企画室が大まかなデザインをおこして、次に詳細な設定と設計をショー開発部が行い、それを基にほぼ並行作業でショー製作部が実際にそういった飾りつけ等を製作していきます。『ショー』と言うと舞台やパレード等の事をイメージしがちですが、ディズニーではパーク・ホテル内でゲストが『見たり、聞いたり、感じたり』できるもの全てを『ショー』といいます。パーク・ホテル内すべてを『舞台』としており、そこで扱う飾りつけ等（小道具・大道具）を『プロップス』と言います。 ミッキーのブロンズ像や、アメリカンウォーターフロントに置いてある車や、アトラクションの飾りつけや、ホテルの絵画や、ショップの商品棚や、レストランの壁に掛かっている飾りや、スペシャルイベント用の看板や飾りつけも、パレードのフロートの飾りも、ショー（舞台）の小道具も、み～んな『プロップス』と言います。そして、それらには統一感と整合性が無いといけないので、エンターテイメント本部が基本的に一括してデザインを担当します（先に説明した通り、規模や内容によってはその限りではありません）。