東大法学部卒、東大法科大学院出身で、司法試験に受からず、改めて就職をする場合、て給与水準や選考について、新卒に比べ不利ですか？

私は法科大学院進学を断念して他の専攻を経て企業法務畑で働いています。企業によりますが、何才だろうと新卒採用枠であれば院卒１年目の給料になります。社会人経験がないので中途採用枠では受けられません。法科大学院修了生を特別枠で採用している企業もありますが（法科大学院修了生をターゲットにした人材紹介会社もあります）、未経験者を高給では採用しないので、給与のレンジは新卒にちょっと色付けたぐらいのはずです。つまり、１年目は残業の有無で上下しますが、年収350～400万のレンジでしょう。 法科大学院って結局、司法試験に落ちると空白期間できてしまうし、大学院の経歴も「不合格者」というスティグマに変わってしまうので、なかなか難しい学歴です。 選考も厳しいと思いますよ。法務部って営業部に比べて採用枠が非常に少ないので激戦になります。企業法務の場合、部署間調整などコミュニケーション能力も問われますので、法律知識プラスアルファが必要です。 ＞しっかりした大企業の法務部などで採用される可能性はありますか？ はい、ありますね。知人は慶応⇒慶応ローでしたけど、司法試験に２回落ちて大手企業法務部に採用されてました。知り合いの人は３回落ちたけど、英語ができたので外資系企業の総務部のリーガルチームで働いているようです。ただ人気の名門企業だと、基本的にピカピカの新卒か、司法試験合格者で定員は埋まっていると思います。ある程度は妥協が必要かと思われます。