簿記2級の資格と新卒のカードで 税理士事務所の税理士補助として数年働き、 簿記2級と実務経験で転職 というのはアリですか？ 現在4年制のeラン大学2年生です。

24歳から25歳の頃、ハロワで見つけた税理士事務所に勤めた経験があります。 大学新卒時は大証上場企業で営業職→フリーター→税理士事務所→東証1部上場の不動産関連会社（6年半）→現在：地元に本社がある物流会社（従業員1,500名程の規模）で経理職兼総務職 税理士補助業務は、給料は相当安いですが、働きながら学べると自分に言い聞かせて数年勤めれば税理士事務所での実務経験は他（一般企業への転職）でも活きてきます。 私は「バイト掛け持ちのほうが収入が良かった」「賃貸アパートの家賃でさえ払うのがキツイ」「やっぱりお金だ」「お金が欲しい」と強く思うようになり、やってみたい・やりたい仕事に就きましたが、税理士事務所は１年で辞めてしまいました。 日商簿記２級取得で税理士事務所勤務は、有りですね。 「若さ」は最大の武器です。 特に経理・会計の実務未経験で、経理関係で働きたいとなると、尚さら「若さ」が重要です。私も当時まだ若かったので未経験でも採用されました。 今しか経験できません。 やはり一旦勤めたなら３年は実務経験を積んでから転職するほうがよいです。 実務経験３年（以上）であれば転職時の面接担当者への印象もよい：有利です。 私の場合、資格は市販の書籍で、 11月：日商簿記２級→翌年3月：建設業経理士２級、10月：宅地建物取引士→翌々年12月：管理業務主任者と取得しました。 これらの資格は使える資格です。 現在、物流会社で総務職兼経理職をしています。 今の会社に勤めた後、大原簿記、TACの通信講座で税理士試験科目の簿記論、財務諸表論を取りました。 社会に出てから資格を取るのは、なかなか難しいです。勉強している時間がないです。 物流会社、いわゆる運送屋ですが、この業界は意外と色々な資格の取得が必要で、会社の指示で運行管理者（貨物）と第一種衛生管理者の２つの国家資格は入社１年後、実務経験（1年）を経て取得しました。 社内で人気のある事務系の仕事は、輸出入の通関業務で、国際部では20名程の社員が全員、通関士を取得しています。専門事務職です。 税理士事務所へ一時期の間勤めるのは良いですが、後々は簿記資格（知識）（経験）＋αがあったほうが良いですよ。 「簿記知識＋もう１つ 技を持つ」です。 そうすることにより、給料も職業も安定しますので。 コロナ禍の中でも事務職・非上場の会社勤務ですが固定給部分で月32万円、賞与は今年の夏も昨年冬も60万円以上ありました。 正直「お金も大事」です。頑張っていても給料が安ければやる気も失せます。やりたい仕事をしていても、生活が安定しないと心も荒みますので。 私の場合も、まずは簿記からスタートしましたが、不動産会社に勤めたときには簿記知識＋宅建士で法人様相手でどちらの知識・資格も活かせました。 今は物流会社に勤務ですので、簿記＋運行管理者（貨物）＋第一種衛生管理者の知識や資格を活かして働いています。 簿記知識＝月次、年次決算や財務分析等の報告業務で経理職として必須 運行知識＝貨物運送事業法で一定数の運行管理者の有資格者設置が義務づけられており、物流会社の事務系社員として必須 運輸支局に運行管理者（貨物）の選任届を提出しています。（実務経験2年以上あれば講習で取れる整備管理者も取得して併せて選任届を出しています） 衛生知識＝常時50名以上の従業員（パートも含む）が勤めている企業では安衛法で衛生管理者の有資格者設置が義務づけられているので総務部門に関わる事務系社員は取得必須です。 （担当部署の所在地の労働基準監督署へ選任届を提出しています） 講習で簡単に取れる資格でも必要なものがあります。甲種防火管理者、ボイラー取扱技能者は講習で取得して消防署へ届出ています。 ちなみに、ある程度の規模の会社になりますと、物流会社では貸倉庫を賃貸借しているので賃貸借契約書の作成や契約締結、倉庫建築のための用地仕入れ等の業務もあります。私は宅建士の免許を更新して資格証を持っているので賃貸借契約の場合は締結まで、購入の場合は書類チェックはしています。 また意外なところでは、ある程度の規模の物流会社となると客先の構内作業も請け負っています。ですので、私が勤める会社ではとび・土木一式の建設業の許可を取っています。そこで１級・２級土木施工管理技士や管工事施工管理技士の社員もいます。 そうなりますと、客先からの仕事だけでなく、公共工事（例えば、簡易ダムの建設など）への入札も行っており、入札時の経営審査事項で加点評価される建設業経理士２級以上の資格取得も社内で奨励されています。 このような経験から、 税理士事務所での実務経験後、どの道に進むのか具体的に考えておくことをお勧めします。