日本ハムグループには食肉販売部門を担当している中日本フードという会社があります。年商は1082億円あります。関東日本フード、中日本フード、西日本フード、東日本フード、4社合計で5664億円あり、日本ハムグループの中においても、高収益をあげている部門です。 さて、ここで質問です。この4社のひとつである中日本フードが食肉業界の中でシェア30㌫を確立するためにどんな施策があるでしょうか? ちなみに、日本の市場において中日本フードは食肉売上高第1位、世界では第5位です。 見識がある方はご回答よろしくお願い申し上げます。
*収益度外視での価格破壊攻勢で新規開拓を図る(特に大口需要業者への卸部門) *肉嫌いの人を肉好きにする「魔法の商品開発」を上層部に打診 *メーカー他社から、内部告発の予備軍を隠密裏にスカウトする(!) 長年かけて積み上げたシェアをさらに増やしていくには、現実問題において「生産体制」のハードルをクリアせずして成り立つことはないです。 粗利面が度外視なら好き放題のことがやれますが、その結果は同業他社に禍根を生むだけですし、かつてビール業界に革命を起こした「スーパードライ」のような画期的製品でも生み出せない限り、一般消費者は「安くて美味しければどこのハムも一緒」の発想をこだわりに変えていくこともなく、むしろ国内トップシェアに落ち着いていったこれまでの経緯を検証する方が、ヒントは多く隠されていたりします。 上層部からそういう宿題が出ていてのことなら、しかし生産体制との兼ね合いは上層部だって密かにジレンマを感じたうえでの宿題提示であるわけで、想定外の品不足で信用低下を招いてしまうリスクがあるか、それともその品不足をも製品PRのネタにしてしまう戦術なのかでも展開が違ってくることです。 新人社員によく与えられる研究テーマですが、どこまでが現実問題なのかは自社内の内情でしか通用していかない面もあり、そこを部外の第三者が机上で考えるからには、荒唐無稽な発想でしかシェアを伸ばしていくことはできないんですね、生産の問題がまるで付いてこない性格の業界・品目でない限り・・・
大変勉強になりました。ありがとうございました!!
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