また司書の仕事がどういうものかは勉強しましたが、具体的どういう仕事か、司書になるのにメリット、デメリットはありますか? 司書として働いている方アドバイスお願いします。
正規職の司書であれば、概ね一般の事務職と同じ給与表が適用されます。あまり上には行けませんけれど、「男性が一生の仕事」とするのに困るようなことはありません。 問題は、資格を取ったその先、正規職の司書の求人が非常に少ないことです。採用試験の倍率で言えば、十数倍から百倍ちょっとですかね。特に、公立図書館での採用試験が跳ね上がりやすく、1人募集のところに150人以上が応募なんてことも普通です。(実際に受験するのは100人程度に落ちます。)受験者には、有名大学出や図書館学を専門に学んだ学生や実務経験者などもいます。その人達より上を行かねば採用されません。 しかも、公立図書館の正規職は=公務員であり、公務員試験には年齢制限が付き物です。概ね30前には験ができなくなってしまいます。アラサーで正規職経験が無い人がそこから民間を探すのは、難しいのが実情です。 図書館で働きたいだけなら、国立国会図書館は司書職採用では無い代わりに資格が無くても採用されます。自治体や国立大学法人の採用試験に比べるとレベルが高いのが難点です。 司書の仕事は、端的に言えば、人と情報をつなぐことです。(人と人のこともあれば、情報と情報のこともあります。) 人数の多い図書館だと専門的な業務だけやりますが、そうでなければ支払い伝票の起票からシステムメンテまで裏方も何でもやります。もちろん、カウンターでの仕事もあります。基本的な業務はどこの図書館も一緒ですが、仕事の割合や傾向は館種によって違います。大学図書館だと海外とのやりとりもそれなりにありますし、公共図書館だと営業や配送など図書館の外に出る仕事も結構あります。 どこの図書館にしろ、裏方の仕事の方が多いぐらいですよ。 個人的に考える「司書に向く人」は、人と話すのが好きな人、好奇心がある人、単純作業を苦にしない人、体力のある人ですかね。 司書の仕事について書かれた本は、図書館に行けば大人向けも子ども向けもたくさんあります。ご興味があれば、ぜひ1冊どうぞ。
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