高卒と大学中退の壁と、大卒と大学中退の壁って、どっちがでかい？

大卒と大学中退の壁の方が大きいでしょう。それどころか、大学中退は高卒より評価が低くなる事もあります。 基本的に正社員の仕事は新卒を採用した場合、社員教育をして使えるレベルまで時間を掛けて育てなければなりません。 特に、重要な職種なら尚更で知人など一流国立大学の院卒・工学修士で約１００倍の競争率を勝ち上がったのに、３ヶ月間社員教育でその企業の役に立たなかったと言っていましたね。しかし、企業がその知人に支払った給料及び経費は３ヶ月間で１００万円ぐらいです。 ですから、簡単に辞めて貰っては企業は大赤字です。それゆえ、企業は「根性無し」が大嫌いです。 また、昔から『孟母・断機の教え』学業は中途で止めてはいけない。『遂げずばやまじ』という教訓があります。それゆえ、中退者の評価を「駄目」とする経営者が沢山います。 それゆえ、同じ学力を持つ人間が「大卒」「大学中退」「高卒」なら、一般的な評価は「大卒」＞「高卒」≧「大学中退」です。 これが新卒なら、高卒は４年若いというアドバンテージがあるので、尚更大学中退は無駄に歳を食うばかりで不利になります。 〈参考例〉 トヨタ採用計画２０１６年度 事務職：１３５人 技術職：６００人 技能職：１１５０人 ※この技能職が主に高校新卒「指定校求人」での採用です。 大学中退者だと、正社員になるには非正規採用の後に正社員採用試験（難関）で正社員（技能職）を目指すぐらいしか方法がありません。 注意：大学を中退した者は自己弁護のため大学中退は大学に受かる学力があるのだから、高卒より上と主張する場合が多いでしょう。しかし、底辺大学なら実質ほとんど無試験と同じですし、逆に高校新卒で大企業に就職する者は評定平均が４点台半ばぐらいの学力があります。