工業高校どういうんだ？

工業高校といってもいろいろですよ。 都会の工業高校の実状は知りませんが、田舎の工業高校等の中には偏差値が５０ぐらいあって、就職名門校といわれる工業高校が多くあります。そこでは、一流大企業への就職を目指しているので社会常識やマナーをみっちり仕込まれています。しかも、成績も優秀で遅刻・欠席も極めて少ないので一流大企業からの評価も高く「指定校求人」が沢山来ています。 地元の大企業などでも、生徒のマナーや立ち振る舞いが優れているので「さすが○○工業高校」等と言われています。逆に、レベルの低い普通科高校の生徒の方が「猿」呼ばわりされる事があります。 なにしろ、大企業に高校新卒で就職できれば中小企業に就職した大卒を生涯賃金（男性・転職無し/資料：ユースフル労働統計２０１３【公式の統計】）で圧倒できますから、そりゃあ真剣になりますよ。 ☆地元の工業高校（偏差値５０レベル）生徒の進路 就職：１５１名 トヨタや日野自動車、富士重工、ＪＲ各社…等々大企業が中心。 大学進学：３４名 短大・専門進学：７０名 フリーター：３名 浪人：１名 未定：１名 最近は猫も杓子も大学、大学ですから、逆に成績優秀でマナーもしっかりしている工業高校の生徒は比較的簡単に大企業に就職できるのですよね。だから、大企業の工場で高卒正社員の下で大卒非正規社員が働くという事が起きるわけです。