各国の昔の軍隊における、平時の食事メニューはどんな物だったのでしょうか？

日本の旧軍に偏重しますが、藤田昌雄氏の一連の著作が参考になると思います。 「写真で見る日本陸軍兵営の食事」、「写真で見る海軍糧食史」、入手は厳しいですが学研の太平洋戦史シリーズ「帝国陸軍戦場の衣食住」などがお勧めです。 また、現在の駐屯地の食事であれば、月刊誌「丸」や自衛隊広報誌「MAMORU」などで昼食紹介のコーナーが連載されていますので参考になるでしょう。 基本的には、近代軍隊の給養は、現在の学校給食と目的を同じくして、対象者（兵士）の体力・体格維持や健康を保つためのもので、華美ではないものの、栄養バランスと費用（材料確保の容易さ、予算の低廉化）の兼ね合いをよく考えています。 イメージとしては、現在の刑務所の献立のランクを少し落としたものが近いと思われます。 （これは軍隊が故の待遇悪化では無く、時代による栄養他の平均値の差、調理システムの発達に伴う献立の発達などを割引いて考えれば十分なものと思われます。）