金融業界ならディスクロージャーをメガバンクごとに比較したり、東洋経済の金融業界特集読んだ方が早いような気がしますが、なぜ必要?
例えばね、「東洋経済の金融業界特集」というような記事の場合、事実だけを客観的に書いてあることは少ないんです。 その記事を書いた人や、出版社の主観等が含まれることが多いの。 要するに、「記事」として面白く読者に興味を持たせるために色付けするんです。 雑誌の記事は、とにかく「面白く読ませる」ことに主眼が置かれる。 そうでなければ、誰もわざわざ雑誌なんて買いませんよ。 一方、四季報の場合は、原則、各種データや情報を淡々と正確に伝えることに比重が置かれる。 データや情報を「面白く読ませよう」などという意識は(基本的には)一切働かないんです。 そのデータや情報をどう捉えるか、どう解釈し、どう理解するかは利用者側の判断に全面的に委ねられる。 東洋経済のような経済誌の記事は、あくまでも「読者に、面白く・興味深く読んでもらう」ことが重視されるの。 雑誌記事のようなものは、一定のバイアスがかかっていると思うこと。 自分で独自の見解を持とうと思う人なら、四季報のような「データや情報のみ」を「客観的に、淡々と、且つ正確に」伝えてくれる媒体を利用すべきです。 雑誌の解釈や見解を受け売りしたいだけなら構いませんが。
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