米国や韓国のほうが学歴社会ですか?米国ではマスター(修士)とドクター(博士)で明確に差別されると聞きます。英語でも「Mr.」(~さん)と「Dr.」(~先生)と使い分けられるんですよね。
30年以上社会人として働いていますが、身近で「学歴」による差別、特別扱いを感じたことは、ほとんどありません。 日本が「学歴社会」だという人は、身近でそういう経験をしたのでしょうか? それとも、一般論として、高学歴の人がよい会社に就職し高所得を得るという固定観念を持っているのでしょうか? 日本でも、昭和30年代から昭和40年代以降平成初期までの高校進学率、大学進学率は右肩上がりです。学歴の本来の意味は、中卒<高卒<大卒というものですが、近年では偏差値の高い大学卒を高学歴というような意味に転化しています。 歴史的には、学歴社会というよりも階層固定化社会になりつつあると思います。 そこでは、本人の学歴だけでなく、親の学歴、職業、年収という要素が本人に影響を与えます。そして、本人の評価は学歴だけではなく、性格、容姿、職業、年収などの総合的な要素から判断されます。
日本は学歴社会です。 しかし学歴で就職が全て決まる訳でも出世が決まる訳でもありません。 本人の実力の方がより大切です。 就活の際の学歴は書類審査が通りやすいかどうかに一番影響します。 試験や面接は本人次第だからです。 また、日本企業の新卒採用時には修士や博士号を持っていても、就職で必ずしも優遇されません。 大企業では入社後の社内研修で必要な事は学んで行く仕組みだからです。 韓国は大学名の威力は日本より大きいと思います。他の尺度が無いからです。 アメリカでは、一部の上位大学やMBAが就職や昇進に影響します。しかし、大部分の企業は学歴より、本人の能力で採用します。採用の尺度があるからです。
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