現在求職活動中の者です。 もう2年前の話になるのですが私はよく2ちゃんで話題になる有名ブラック光通信やモンテローザに一次の適性検査で落とされました。

ブラック企業というのは、労働法に抵触するかのような劣悪な労働環境の企業のことですから、そこで働こうと思う人は少ないかもしれませんね。 しかし、現在の日本では、働き口に困っている人々はとても多くいらっしゃいます。一方で、どのような企業も新しい人材を採用する余力などないのです。 採用予定人数が１０名にも満たない企業も多いなか、求人に応募する人はその何倍もいるといっていいでしょう。優良な企業であろうと劣悪な企業であろうと、応募者は多数いるものです。 こうした現状がありますから、適性検査の段階から厳選されてしまうのは、おかしなことではありません。企業からすれば、すこしでも、好ましくない要素を抱えている求職者を弾いたところで、いくらでも「働きたい人」は、門を叩きに来るのですから、痛手はありませんしね。 適性検査はどちらかというと、性格適正の面を重視するところが多いと思います。適正検査の中では、言語や数理の問題ですとか、一般教養など、知識を問われる問題を解くこともあると思いますが、勉強が出来る・常識がある＝仕事が出来るという考え方は、非合理的です。その仕事や業界においての適正があるか否かは、学力では推測することが難しいのです。 ですから、多くの企業が掲げている「人物重視」というお題目はあながち嘘ではないですよ。 アンケートのようにいくつも質問に回答して、適正を確かめる性格検査は、占いのように思えますが、意外にも、受験者の内面を的確に捉えた結果が出るんです。この結果を参考にして、採用の可否を決める企業の方が多いです。学力検査はよっぽど点数が悪くない限りは、不利には働かないでしょう。 求職者の集まらない企業等は、ほとんど存在しないようなものですから、ブラックの烙印が押されている企業に落とされたからといって気にする必要はないです。 また、余談ではありますが、２ちゃんねるで「ブラック企業」と呼称されている企業が本当にブラック企業であるとは限りません。ネット上には、特定の企業や学校、団体などに怨恨を持ち、バッシングに励んでいるような人が無数に存在します。無根拠な批判に溢れているのがネットですから、信用し過ぎるのもよくないと思います。 逆に、特定の企業等を「祭り上げる」人もいますから、評判の良い企業等が、実は、労働環境の悪い職場であったということもあります。こればかりは、実際に働くまで分からないという側面もありますが「採用の可否と、応募先の人気・不人気」の関連を考えても仕方がない、次に気持ちを切り替えた方が良いということだけは言えます。