こんばんは。私は今高校二年生で、将来は雑誌出版社ロッキング・オンでROCKIN'ON JAPANの編集者として働きたいと思っています。

残念ながら、知恵袋で正確な答えを出せる人はいないでしょう。 編集者というのは、面接によって人となりを判断したうえで採用されます。ですので、○×大学の○○学部を出た人が採用される年もあれば、××大学の○○学部を出た人が採用される年もあるのです。また、○○という資格を持っている人が採用されることもあれば、別の資格を持っている人が採用されることもあります。つまり、その人自身が、面接で自分の経歴をどのようにアピールするかにかかっているのです。 ……ということをふまえた上で進路を考えますと、まずは「できるだけいい大学を目指すこと」。質問者さんと同じように音楽系の雑誌の編集者になりたい、と考えているライバルさんは日本中にたくさん、たーくさんいます。そういう人たちが何千人と履歴書を送ってきた時、全員面接をするのは大変ですね。ですので面接官は「勉強を頑張っていい大学を出た人の中から面接する人を選び、その中から採用する人を選ぼう。あとは書類審査で落とそう」という判断になります。だからできるだけ難しい大学を目指すに越したことはありません。「この大学を出たら必ずなれる」という大学や学部はありません。それでも就活の選抜を有利に運ぶなら、できるだけいい大学を出ておくことが得策というわけです。 次に「大学在学中からいろんな活動をしたり書籍関連のアルバイトをしたりすること」。質問者さんと同じように音楽系の雑誌の編集者になりたい、と考えているライバルさんは日本中にたくさん、たーくさんいるわけですから、その人たちに面接で勝てるようなアピールポイントを身につけなくてはいけません。たとえば「大学在学中からこんなすごいことしてました！」「在学中から熱心にバイトしてました！」等々のアピールポイントを獲得して、日本中の数千人単位のライバルに勝ち抜いて就職するのを目指すわけです。 編集者というお仕事には、「決まっている答え」がありません。たとえば「このアーティストのこういう記事を書けば必ず雑誌が売れる！」とかそういう答えがありません。だから編集者さんは「どういう記事を作れば雑誌が売れるだろうか」ということを必死で考えて、自分の頭で答えを探していかなくてはなりません。 ですので、編集者を目指す人もまた、「こういう学部を出てこういう資格を取れば確実になれる！」という答えはなく、どうしたら編集者になれるか、自分の頭で答えを探していかなくてはなりません。それができた人こそが就職できる職業である、ということもできます。どうしたら、どんな勉強の努力をしたら、大学でどんなことを学んだら編集部に就職できるか。自分はどんな強みを持っていて、どんなアピール方法が有利か。音楽関係のバイトをしてそれをアピールする人もいれば、出版関係のバイトをしてそれをアピールする人もいます。人それぞれに自分の頭で考え、作戦を立てて、就職活動に挑んでいくことになるでしょう。質問者さんもどうぞ頑張ってください。