熊本県における新工場の立ち上げと、同工場における半導体製造受託サービスの提供を目的とした、Japan Advanced Semiconductor Manufacturing 株式会社(以下「JASM」)の設立を発表した。 出資元はTSMC、SONY、デンソー。 従業員は1,700人の予定で300人は台湾TSMCから出向、200人余りをソニーからの出向で賄い、全体の7割を新規採用者(新卒と中途採用)とアウトソースで賄う予定。 ↑上記の記事が2022年3月頃に出ていましたが、先日ビズリーチにレジュメを登録していたところ、プラチナスカウトが来ていました。 そこで待遇面を調べてみると、基本給は外資系企業らしくメーカーとしてはかなりいいようです。 基本給(2023年4月入社見込み) 学部卒:月給280,000円 修士卒:月給320,000円 博士卒:月給360,000円 賞与:基本給2か月分ずつ(年2回) ※別途、年次賞与は会社業績と個人業績により翌年に支給されます。 ①この会社への入社はありか、なしか? ②年収は院卒、26歳、新卒入社2年目でボーナス満額支給と仮定した場合、 32×(12+4)=512万円 はあります。残業代、業績賞与は別途支給とのことで、年収ベースではトヨタと同じくらいあります。(借り上げ社宅制度等がなく福利厚生は大幅に劣るでしょうが) 待遇面で入社する価値はありますか? 昇給とかが不明なのが心配点。まあ上がらないならソニーセミコンダクタマニュファクチャリングのすぐに転職出来そうなので、それくらいは保証されているとは思いますが。 ③半導体の将来性はどうでしょうか?需要がなくなることはないですが、ソニーセミコンみたいに画像センサで圧倒的な優位性がないと厳しいのではと思ってしまいます。今は世界トップレベルの半導体ファウンドリーですが、技術がキャッチアップされる陳腐化すると・・・ 自分なら入社するかという視点でお話頂いても大丈夫です。 以上です。
自分は自作pcユーザーでCPU GPUオタクなのでその目線で書かせていただきます。 自分だったらぜひ入社したい… ①かなりアリだと思います。 日本政府としては、国運をかけた国策会社で補助金も2000億円程度の予算は余ってるのでさらに拡張される余地ありです。 熊本工場の製造技術はレガシーの古い成熟した技術ですが それでも国内最先端工場なので、国内の他半導体メーカーに転職する場合にもアドバンテージになり得ます。 ②JASM単体で見ても需要家はSONYのイメージセンサーだけでなく次世代の自動車マイコンも見込んでますので将来性はあります。 昇給も期待できるでしょう。 tsmc本体に転職して先端分野に関われれば、年収は倍々ゲームで増えます。 ③JASM単体で見れば安定した需要家はSONYのイメージセンサーと日系企業の車載用半導体で業績は安定するでしょう。 製造技術が14nm〜28nmレガシープロセスと成熟した技術ではあるものの 自動車にしてもEV自動車など成熟した技術を使う汎用半導体の需要はこれからも増えるからです。 tsmc単体で言えば、現在 先端半導体技術のトップランナーですが 技術覇権を握り他企業を薙ぎ倒して一強状態です。 先端技術開発において常に先を行っており他企業はキャッチアップできそうもない。 中国がいくら金を出そうにも、製造装置からしてアメリカの特許でがんじがらめになっており 半導体制裁の影響で10nm以上の先端品は製造できないようになってる。 他方、ライバルとして残ってるのはSamsungとIntelぐらいなもので垂直統合型ビジネスのIntelも 技術格差から先端品はtsmc委託製造に舵を切っておりもはや競合にはなり得ない。 Samsungとも差がついてきてる。 既に3nmは今年に量産開始で、いつも通りまずはApple製品からリリースされる。 2nmプロセスも新竹で工場を建築中。 更にその先は、ムーアの法則が頭打ちが叫ばれるが 半導体の技術カンファレンスを見ると3D積層構造で技術の壁をぶち破る方向で 日本にもつくば市に日本政府や日本企業と合弁で研究してる。 実用化も見えてきてる。 2020年代はtsmcの時代だと言ってもいい。 それくらい世界の覇権を握りつつある。
半導体動向に相当詳しい方と見受けられました。そのような方に支持いただけたので、とても参考になりました。 ありがとうございます!
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