私は声優になりたいと思っている中学1年生です。 日本ナレーション演技研究所のジュニア声優コースに入ろうと思っています。 そこで、もし所内オーディションで合格し、(合格した前提ですみません)中学生で事務所に入

木村昴（1990ー）は、中学３年だった2005年4月から、テレビ朝日系アニメ『ドラえもん』に、ジャイアンの声を当てている。ググってみ。 柊瑠美（1987－）は、中学２年だった2001年７月に、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』で、主役の千尋の声を当てている。ググってみ。 大御所、野沢雅子（1936ー）の登場以前は、男児の登場人物に大人の女性声優を当てるという発想がなかったため、大勢の子役声優が活躍していた。その野沢自身も、10代で声優デビューしている。 これら挙げた３人とも、子役俳優出身。おれは、民放でフリーランスのディレクターをしていたことがあり、青二とか東京俳優生活協同組合とかと取り引きがあって、『タレント名鑑』でナレーターをよく探してたけど、「10代でいきなり声優」なんて聞いたことないな。 成長途中で変声期があるから、彼ら・彼女らの「声」になんて、だれも期待してない。お金も払わない（むしろ、志願者からむしり取る。「日本ナレーション演技研究所のジュニア声優コース」みたいな悪徳業者が）。変声期前の声優の採用の基準は、演技力と学力、人間力、コネのみ。 また、労働基準法の規定で、15歳未満の者は、20時以降（16ー17歳は22時以降）の労働が認められない。吹き込み（レコーディング）は深夜に及ぶことがザラなので、18歳未満者の就労は、実質無理。 『ドラえもん』『千と千尋ー』で中学生を使ったのは、話題づくりのため。