赤い車とかをトレッドマークにしている企業は結構ありますよ。消防自動車などもそうですしね。 実際に、国鉄時代に東京駅などで赤い帽子を被ったポーターがいたのは、戦前時代のことなんだろうと思いますが、昭和40年代頃迄は、けっこう主要駅には赤い帽子は被っていなくても、「赤帽」と呼ばれるポーターはいました。 しかし、その頃には、客の心付けのティップで良いということでもなく、ホームから改札口まで荷物を運び出すのが、1回1,000円だとか向こうから値段を示していましたね。文学的なノスタルジーもありますが、上京した時に、東京駅で何度か利用した覚えがあります。チョッとブルジョワジーだとの心苦しさは感じましたが、昭和時代のノスタルジーと言ったもんでしょうかね。 昭和50年代になると、不思議に姿を見なくなりましたね。ポータブルに車のついたトランクなどが普及しだしたからでしょうかね。たまたまでしょうが、国電の駅前などで、大学生の私などでも、靴磨きをして貰ったりしたのでしたが、こうした靴磨きなんかも、昭和50年代になると、まるで見かけなくなりましたね。 その頃だったと思いますが、クロネコヤマトの起業者が、戸口から戸口へという郵便局や、国鉄のチッキに対抗する宅配業を起こし、その2番煎じとして、「赤帽」も登場したんだと思いますが、大昔からあったヨーロッパのホテルや駅などの「赤帽」とはまるで大違いですね。だいたい今でも赤帽なんて業者は、まだあるんですか。「サカイ」というのは聞きますが…。
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