内定ブルー？の短大生、女です。 農協さんの内定を頂き、元々距離面で心配でした。 しかし、今は凄くノルマのことが心配です。 ネットではノルマがキツく、給料がなくなる等も見ました。

お疲れ様です。農協職員（元）です。 農協で大変なことのベスト３には必ずといって良いほど推進目標が挙げられます。 どこの会社もそうですが、農協組織も同じで売上目標のようなものが 毎年毎年つくられています。 そしてそれに伴い、職員個人個人への目標も課せられてきます。 それで組織が大きくなり、職員へ給料を払う資金となるのです。 それを人はノルマと呼び、農協退職者はブラックだとも言います。 でも、前提として就活生に知っておいてもらいたいことは、 「どこに勤めようとも、目標はある！」ということです。 役場勤務の公務員をのぞいて。 コンビニやスーパーではお歳暮やお中元、服屋では扱っている服、 というように、ノルマのように課せられてくるのはどこも同じですよ。 私も農協は退職しましたが、今の会社でも結局ノルマに近いものが存在し、それなりに大変です。 つまり、仮に農協を蹴って他へ就職しても、 ノルマだったり、なんらかの目標は出てきますし、そこからは逃れられません。 これは頭に入れておいてくださいね。 で、農協の実態は確かにノルマだらけです。 ノルマ以上にきつい仕事はあるのか、と言いたいくらいノルマはキツいです。 総合事業で色々なものを扱っており、それらがドサッと目標となってきます。 まずジュース（７５ケース程度）やお茶等の飲み物から、肉や米といった食べ物、 フルーツケーキ等のスイーツ、 お中元やお歳暮に、カタログ品、ぼったくり家電にスーツ、 農業新聞や家の光雑誌。 それから定期貯金や定期積金（特にサマーキャンペーンやウィンターキャンペーン時）、 年金口座や給与振替やＪＡカードの新規獲得。 そして、地獄の共済加入のお願いまで。 これらが毎年毎年ノルマのような重圧となり、推進目標としてかかってきます。 夜間や休日に推進を真面目にしなければ、当然売れませんので、 自分で買うハメになってしまいます。 休み返上で売ってまわることが求められるわけですが、 それをしなければ本当に給料なくなります。シャレにならないくらいに。 でも、ちゃんと休まず推進頑張れば、売れた分は自腹でなくなるため、 給料は残ってきます。 農協は、そんなところです。 共済のノルマは、皆が嫌がる定番のノルマです。 １年間に個人推進と連帯推進の２つがあり、 個人推進は自己責任ですので自力でなんとかなりますが、 連帯の時期は、職員同士で班やペアを組まされて、その仲間が達成できなければ、 自分が達成していても推進を終われず、ずっと契約とれるまで夜間等にまわらなければなりません。 上司も上司で、班員に達成していない人がいると、常務や組合長呼出となるため、 達成できない職員へはパワハラ寸前の仕打ちで、自爆契約まで追い込みます。 共済契約が上手い上司と同じ班に組まされれば、運よく上司が班員の分まで少し手伝ってくれて、 助かることもありますが、逆の無能上司だと本当に悲惨、悲惨、悲惨です。 私は職員１年目の時、上司が達成できなかったため、私が上司の分まで自爆して、 なんとか達成していました。 これは本当に班員次第…。 最初に述べたように、どこに勤めようともそこで給料をもらうということは、 多少の目標は我慢しこなす必要があるんですよ。 ただ、農協は不要な目標も課せられ、職員は大迷惑しているところです。 自分たちの給料のため…というより組織の上層部のためと言えますので、 自分でノルマ分を買った職員なんかは、不満タラタラです。 ノルマが嫌ならまず！農協は来ない方が良いです、いえ、来てはいけません。 ノルマの塊ですので。 でも、どこに行っても何かしら目標のようなものはある、というのは覚えておいてくださいね。 就職活動は、まだ遅くありません。 農協はとりあえずキープしておき、もう少し就職活動頑張ってみてはいかがでしょうか。 希望を持って、より質問者様にあった職場で働けるよう、応援しております。