高卒で就職をするメリットとデメリットは何がありますでしょうか。

「高卒で就職」を高校新卒で就職する事に限定して回答します。 まず、高校新卒のメリットは若さというアドバンテージがあるので、比較的容易に正社員で就職が可能だという事です。 只、高校での成績によって就職先のレベルが大きく違ってきます。 高待遇な一流大企業に正社員で就職出来るなら良いのですが、低待遇な中小零細企業の場合は逆転を狙って大学や専門学校に行くのも選択肢になります。 しかし、大学や専門学校で結果を出さないと多額の学費をドブに捨てて、高卒でも十分就職が可能な中小零細企業の工場に工員として勤めたり、非正規社員やフリーターで働くという事にもなりかねません。 『大卒なら応募条件大卒以上の企業に応募出来る』と言う人がいますが採用されなければ無意味です。 ※待遇について 生涯賃金（男性）は大体ですが、大規模企業・大卒＞大規模企業・高卒＞小規模企業・大卒＞小規模企業・高卒になると思います。 資料：独立行政法人労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計」 ※結婚について シビアな話ですが、学歴に関係無く「金の無いのは首の無いのと同じ」という事になる場合が多いでしょう。 「３０代男性非正規社員の未婚率は７５％程度」というデータがあります。 ※参考例 ①：私の知り合いが『私の学力レベルだと（Ｆラン）大学に行っても就職（正社員）できない』と言って地元の中堅企業に高校新卒で正社員として就職しました。 ②：同じく知り合いですが、高校の担任の先生から高校新卒での就職を勧められましたが、医療系Ｆラン大学に行って必死に勉強して難関の国家資格（医療技術者）を取って大病院でスタッフから「先生」と呼ばれて働いています。