高卒での就職

☆学歴だけでは決まりませんよ。 学歴以上に『どこに就職したか』の方が大事です。 独立行政法人労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計２０１２』 生涯賃金・男性・転職無し・残業代含む・退職金含まず 大規模企業：大卒・３億０９００万円／高卒・２億６５８０万円 中規模企業：大卒・２億４６６０万円／高卒・２億２５１０万円 小規模企業：大卒・２億２０３０万円／高卒・１億９３５０万円 ＊このかなり下に非正規社員・フリーターが続きます。（注：上記の資料は現在の数字であって、将来の収入を保証するものでありません。） ☆ですから地元の就職名門工業高校では成績上位者が一流大企業に高卒で就職して成績下位者が進学します。 ☆気を付けて貰いたい事があります。 よく世の中は学歴社会だなどと言って、あたかも大学にさえ行けば高給が取れるような事を言う人がいますがそれは間違いです。 例えば一流大企業（メーカー等）に高卒で就職するのなら大体工業高校上位クラスで大丈夫ですが、大卒だと一流大学理・工学修士の中でも優秀な者でないと無理です。つまり、ハードルがぜんぜん違うのです。場合によっては大学に行っても高卒正社員の下で非正規社員として働く事もあるので注意が必要です（Ｆラン大クラスなら卒業者に対する就職率は５０～６０％程度）。しかも、大企業高卒正社員なら２０代後半で残業代を入れれば年収５００万円もありますが非正規社員の場合は良くて３００万円ぐらいです。もちろん、大企業大卒正社員が一番給料が良いのですが就職できる人間は僅かです。 》補足 繰り返しますが大学にさえ行けば高卒より必ず年収が１００万円多いというわけではありません。 ＊実例を挙げます ４年制大学２２歳新卒：地方の中小ハム製造工場ライン工・年収２５０万程度 ４年制医療専門学校（国家資格保有）２２歳新卒：大病院勤務・年収４２５万円程度 日本の社会は実力社会ですから大学に行っても企業で必要とする能力を獲得していないと大学卒相応の職に就けません。